花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【長編】『楼蘭』―黎翔編―36 ※要注意!古代パラレル

    楼蘭





    昼夜(ちゅうや)駱駝を駆り、急ぎ幾つもの砂山を越えて来た黎翔に、やっと旅の終わりの兆し

    地平線に幻のように揺らめく“ストゥーパ”仏塔の影。

    砂山をひとつ越える毎に近づく
    幾つものストゥーパは、楼蘭王宮の象徴。

    駱駝を進ませるたびに、ストゥーパの影は大きくなるも……
    なかなか街の影までは、見えない。
    どれだけ高く大きな塔なのだろうか?

    「……まだ、着かぬのか?
    いったい、どれだけの距離があるのか?」

    流れる汗が、目にシミる。

    駱駝を全力で駆るも、行く手を阻む砂の壁に、黎翔の苛立ちが募る頃

    無情にも太陽は西に傾きはじめ
    砂漠に沈もうとしていた。

    ……黎翔編・37へ 続く





    2016.03.07.改定
    2012.09.02.初稿
    関連記事
    スポンサーサイト

    管理者にだけ表示を許可する