花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

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    【長編】楼蘭ー邂逅編ー 13  ※要注意!!!古代パラレル

    楼蘭





    薄いベールから滴る雫が、輝き砕けながら落ちていく。
    彼女の強張った身体から、緊張の色が消えた。

    警戒の色の濃い鋭い瞳から、
    柔らかで煙るような優しい色合いのはしばみ色した瞳に変わる

    極度の緊張が解けて、上気しはじめた顔(かんばせ)は、
    黎翔には、可憐な花の咲き始めを思わせた。

    咲き初めの薔薇のような色をした柔らかそうな頬
    薄くれないの瑞々しい蓮のような唇は弧を描き
    彼に、優しく柔らかく微笑んでくれた。

    涼やかな鈴の音のような美しい声が、黎翔の耳に届く
    彼女の眩しい笑顔に、黎翔も微笑むのだった。

    「珀 黎翔殿。
    ここは、ロプ=ノール。」

    「砂漠を1600年周期で移動する幻湖。
    タクラマカン砂漠の伝説のさまよえる湖ですわ」

    「そして、わたくしは西域地区36ヶ国のうちの一つ。
    シルクロードの要衝・楼蘭王国の現国王・比龍王の一人娘・夕鈴です」

    「ようこそ我が王国へ・・・・珀 黎翔殿 幸運でございました。
    砂漠で迷われて、ここロブ=ノールの離宮に辿り着ける者は稀です」

    「聞けば、お困りのご様子」

    「砂漠の仲間と共にしばし、ここに留まりなさい
    わたくしの離宮にて、客人としてもてなしましょう」

    「楼蘭王国の首都までは、まだ距離があります。
    砂漠越えが出来る体力が回復されるまで、癒されるが良いでしょう」








    ……14へ続く

     2016.01.09..改訂
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