花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【長編】楼蘭ー邂逅編ー 7  ※要注意!!!古代パラレル

    楼蘭



    黎翔は、砂漠の夢から醒めるために
    ……吸い寄せられるように湖に近づいた。

    衣服が、水に濡れることも厭わずに
    湖の端に、膝(ひざ)まずき、
    日よけのフードを後ろに 払いのけると
    両手で、水を掬(すく)い 顔を洗った。

    日焼けで火照った肌に、冷たい清水が心地よい。
    砂漠の熱で、廻らなくなった頭が、少しずつ冷えてくる……

    それでもまだ、夢から醒(さ)めない
    ……まだ、冷やし足りない。

    黎翔は、乾いた咽喉(のど)を潤すため、水面に口をつけて
    咽喉を鳴らしながら、ごくごくと水を飲んだ。

    何時ぶりだろうか?
    水の残りを気にせず、思う存分 水を口にするのは?

    口元から零れる水は、黎翔の咽喉(のど)を伝い
    胸元に流れ落ち 衣服を濡らした。

    ――――それでもかまわなかった。

    乾いた身体が欲するままに……水を思うまま飲んだ。

    冷たい清水は、舌に甘く感じる。
    黎翔が、口にしてきたどんな美酒よりも、美味かった。

    ふぅ~~

    黎翔は、水にひとしきり満足して、思わず安堵のため息が零れた。
    ようやく生き返った気分だった。




    ……8へ続く。



    2015.08.29.改訂
    2012.11.00.初稿
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    1937:【長編】楼蘭ー邂逅編ー 6  ※要注意!!!古代パラレル

    砂漠の夢から醒めるために・・・吸い寄せられるように湖に近づく。

    湖の端に膝(ひざ)まずき、
    両手で 黒い日よけのフードを
    後ろに 払いのけると
    水を掬(すく)い 顔を洗った。

    日焼けした肌に
    冷たい水が心地よい。

    砂漠で熱くなった頭が冷えてくる・・・・
    それでもまだ 夢から醒(さ)めない

    ・・・まだ、足りない。

    咽喉(のど)の乾きを覚え、ごくごくと水を飲む
    口元から、零れる水は、咽喉(のど)を伝い
    胸元に流れ落ち 衣服を濡らした。

    それでもかまわなかった。
    乾いた身体が求めるままに・・・水を飲む

    身体に染み渡る水に
    黎翔は 生き返った気がした。




    ・・・・・・続く。




    2012.11.00.初稿

    2015.08.27 11:22 さくらぱん #H6hNXAII URL[EDIT] 返信

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