花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【長編】楼蘭ー邂逅編ー 4  ※要注意!!!古代パラレル

    楼蘭






    雨雲一つ見えない快晴。
    ギラギラ……と、照りつける太陽が恨めしい。

    熱風逆巻く、砂漠の果てしない青空に、黎翔は2羽の鳥が飛んでいるのを見つけた。

    水を湛えたオアシスが近い証に、乾ききった旅人たちの瞳が輝く。
    急いで大空を優雅に舞う二羽の鳥を目指して、黎翔達はキャラバンの進む方向を変えた。

    まだ、点にしか見えない鳥の辺りは、幾つもの大砂丘に阻まれ、
    オアシスの存在の欠片さえも見えない。

    水を求めていた旅人たちには、二羽の鳥が神の導きに見え……
    誰もが「これで水が飲める……」 そんな安堵の顔をしていた。

    幾つかの大きな砂丘を越えた時……

    ようやく砂とは違う、青く光る天藍(てんらん)の色
    砂漠にぽっかりと出現した青く輝く水と涼やかな木陰の緑のオアシス。

    誰からともなく、歓喜の声が湧いた。
    中には、涙ぐむ者も……

    湿った水の確かな匂いに、誰しもが咽喉を鳴らした。

    近くて、遠いこの距離がもどかしい。
    砂に足を取られ、思うようにキャラバンはオアシスに進めなかった。


    ようやく緑の影が、椰子の木だと分る距離に来て、はじめて黎翔はキャラバンを止めた。

    このような荒れた不毛の土地のオアシスは、盗賊や無法者が多い。
    他に、どんな危険が待ち受けているのかが、分からなかった。

    ここは、白陽国の国内などではなく、国外なのだ。
    オアシスの安全を確かめるべく、誰か偵察をして安全を確かめてから
    オアシスに向うのがセオリーだろう。

    皆の反対を押し切って、キャラバンで 一番元気な国王・黎翔が、
    オアシスの偵察に、一人向かう事となった。

    そこに彼の運命が、待ち受けているとも知らずに……。

    ……5へ続く

    2015.08.25.改訂
    2012.11.13.初稿
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    1934:【長編】楼蘭ー邂逅編ー 3  ※要注意!!!古代パラレル

    熱風、渦巻く砂漠の果てしない空に2羽の鳥を見つけた。

    オアシスが近い証に、皆が喜ぶ
    二羽の鳥を目指してつき進む。

    大きな砂丘を越えたとき・・・
    小さな砂丘にまぎれるように、青く光る天藍(てんらん)の色
    砂漠にぽっかりと緑のオアシス。

    輝く水の確かな匂いに、咽喉が渇いた。
    近くて、遠いこの距離がもどかしい。
    砂に足を取られ、容易に進めなかった。

    オアシスの安全を確かめるべく、
    一番元気な黎翔がオアシスに偵察として一人向かう。

    そこに、運命が待ち受けているとも知らずに・・・。

    ・・・・続く


    2012.11.13.初稿

    2015.08.25 09:16 さくらぱん #H6hNXAII URL[EDIT] 返信

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