花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    熱砂の風景 (※パラレル注意!!!)

    砂漠に舞う熱い砂

    乾いた大地を歪ませ
    広大な景色の輪郭を朧気にする


    遥か彼方に見えるは、緑のオアシス
    湛える水は、空よりも青く
    潤いの恵みの水は、豊かな緑を茂らせ
    乾いた大地に、楽園の地を作り出す


    地平線に沿って進む
    ラクダに乗った商人の長いキャラバン

    遠くの陽炎だったような隊列は、
    緑のオアシスに近づくにつれ、徐々に輪郭が濃く確かになる
    その隊列から外れ、一人オアシスに近づく黒い人影。



    砂塵を避け
    目深に被る砂漠の民のマントより覗く
    漆黒の髪と、
    鋭い光を帯びた緋色の双眼。

    辺りを伺い、オアシスの安全を確かめる慎重な足取り。

    その泉の先で……


    …ぴちゃん


    静寂に木霊する。
    泉に響き渡る雫の音。

    何の音かと確かめ伺うと、うら若き乙女の水浴び。

    日除けの薄いヴェールから、
    金茶の髪が、垣間見える。

    冷たい泉の水に、腰まで浸かり、
    雌鹿のような、しなやかな四肢を泉に沈める
    瑞々しい乙女の姿態。

    水に濡れた衣は、身体に張り付き、
    豊かな胸……
    細いくびれ……
    雫で濡れ透けた柔らかな曲線
    乙女の悩ましいラインを浮き上がらせていた。

    眩しい白い衣から
    キラキラ……と水滴が滴り落ちる

    雫が水面に落ちる間に、
    幾つもの小さな虹が踊り、四散する。


    その緋色の双眸の男は、泉の水で身を清める
    精霊のような麗しい乙女に、一目で心奪われ恋に落ちた。


    ――――遥か…とおい異国の昔話。




    2015.08.18.改定
    2012.11.06.初稿




    楼蘭



    【ご報告とお詫び】

    花の四阿をご訪問してくださるゲストの皆様
    お久しぶりです。
    さくらぱんです。

    このたび楼蘭の続きを書こうと思い立ち、ついでに手直しもしようと思いました。
    一旦、楼蘭シリーズを取り下げて読めなくしています。
    ご迷惑をおかけしています。

    手始めに本日、大元になったネタの短編を、手直ししてみましたが・・・
    只今、絶句しています。

    良くもまあ、こんな荒いムチャブリのお話をUP出来たものです。
    私、脳内補填で、書いたのでしょうね。
    抜けてる文章が多すぎる。
    昔の拙い文章に、支持していただいた優しい読み手様ありがとうございます。

    本編も、恐ろしいほどの手直しなんでしょうね。
    想像したくない。

    ……っ。
    頑張ります。

    2015.08.18.
    さくらぱん

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    1928:熱砂の風景 (※パラレル注意!!!)

    砂漠に舞う熱い砂は
    大地をにじませ
    景色の輪郭をおぼろげにする

    遥かかなたに緑のオアシス
    たたえる水は、空よりも青く
    潤いの恵みは、木々を緑に茂らせ彩る


    地平線に沿い滲む、ラクダに乗った商人の長いキャラバン
    緑のオアシスに近づくにつれ輪郭が確かになる
    キャラバン隊から外れ、オアシスに近づく、黒い人影。

    砂塵を避け、目深に被る砂漠の民のマントより覗く
    漆黒の髪と鋭い光を帯びた赤色の双眼。

    辺りを伺い、安全を確かめる泉の先で。

    …ぴちゃん

    静寂の泉に、響き渡る水の音。
    何ごとかと覗くとうら若き乙女の水浴び。
    日除けの薄いヴェールから、金茶の髪が見える。

    泉の水に、腰まで、浸かり、冷たい水に身を沈める、白い姿態。
    水に濡れた衣は、身体に張り付き、悩ましいラインを浮き上がらせる。
    白い衣から、キラキラと水が滴る
    水面に、落ちる間に小さないくつもの虹が踊り、霧散する。


    その赤き瞳の男は、泉で身を清める麗しい彼女に、一瞬で心奪われた。

    2012.11.16.初稿

    2015.08.18 21:18 さくらぱん #H6hNXAII URL[EDIT] 返信
    1930:

    こんばんは。
    いつもお世話になっております。

    さくらぱん様の書かれたこの楼蘭シリーズが、わたしが初めて目にした『狼陛下の花嫁』の二次創作でした。
    確かに初投稿時の文章と、若干雰囲気が違うような気がします。
    続きを楽しみにしております!

    2015.08.21 23:27 野津征亨 #- URL[EDIT] 返信
    1932:野津征亨さんへ

    見ましたの印v-22

    野津征亨さん
    今晩は

    > いつもお世話になっております。
    こちらこそコミュでは、お世話になっております。

    > さくらぱん様の書かれたこの楼蘭シリーズが、わたしが初めて目にした『狼陛下の花嫁』の二次創作でした。
    そうなのですか?
    大変光栄です。
    野津征亨さんの狼陛下の洗礼が私でよかったのかしら?と焦りますね。
    その後の他の二次作品とのギャップの穴埋めが、大変だったのではないかしらと推察致します。
    未完をお読みいただき、ありがとうございます。

    > 確かに初投稿時の文章と、若干雰囲気が違うような気がします。
    二次創作をはじめて、三ヶ月後からの初期からあるライフワーク的連載です。
    もう代表作と言ってよいくらいですね。

    その間、中断しつつ……様々な作品を書きましたから。
    なるべくオリジナルの雰囲気を壊さないように手直ししています。

    > 続きを楽しみにしております!
    続きを楽しみにしていただき、ありがとうございます。
    頑張りますね。

    応援ありがとうございました。

    さくらぱん



    2015.08.23 22:36 さくらぱん #H6hNXAII URL[EDIT] 返信

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