花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    黒龍【長編】果樹の杜 4

    DSCN0542-20150423.jpg
    林檎の花・2015.04.23.撮影


    「夕鈴。
    少し、この辺りを歩いてみないか?
    君に見せたい景色が、あるんだ!」

    沈みかけた夕陽を背に、
    陛下が私に優しく微笑む。

    馬上から降りて、
    私に両手を差し伸べる陛下。
    陛下が優しいのは、バイト妃だった頃と変わらないのに、
    どこかしら変わったように思うのは、気のせいではないよね……

    うまく言い表せないけれど、
    これが両想いと片想いの差なのかしら?


    「私に掴まって、夕鈴。
    足元に、気をつけて…」

    少し頬を染めて、陛下に身をあづけると
    ふわり……と、軽やかに抱きあげられて、
    私は危なげなく、黒龍から降りた。

    薄紅色の花が咲く果樹園。
    爽やかで甘い花の香りが漂う。
    歩き出した陛下が、そっと私に手を差し伸べてくれた。

    さり気ない気遣いが嬉しい。
    差し出された手に、手を重ねた。

    温かな大きな手のひらは
    私の気持ちまで包んでくれる。

    キュッと握らられた手を離さずに、
    夕陽の沈もうとしている丘の向こう側へと、二人で歩いて行った。

    ――そこは。

    少し傾きはじめた輝く斜陽が、果樹の木々を豊かな色に染めあげる。
    見渡す限りの“白い林檎の花”

    「わあっ!
    綺麗~~」

    何もかもを夕陽色に染めようとしている薄紅色の空に、
    果樹の森が、静かに輝く。

    私が景色に目を奪われていると……
    突然、後ろから陛下に抱きしめられた。

    耳もとで囁く、陛下の静かな声。

    「……夕鈴。
    李順から聞いた」

    ポツリポツリ……と
    呟く陛下の言葉に、私は耳を傾けた。

    ……続く



      終らん。
    できたとこだけUPします。
    関連記事
    スポンサーサイト
    1910:

    続きは???
    続きは??????

    何処をクリックしても見当たらない~~~

    うわぁ~~んっっ!!!
    きになるぅ~~

    二人のぎこちない甘々がいいですわぁ~~
    慣れない触れ合いがいいなぁ~~
    初々しい!!!



    2015.05.21 08:00 瓔悠 #- URL[EDIT] 返信
    1911:瓔悠さんへ

    見ましたの印v-22

    いらっしゃいませ~

    まだ書いてないの。。。。

    お待ちくださいませ。

    2015.05.25 12:01 写真館 さくらぱん #H6hNXAII URL[EDIT] 返信

    管理者にだけ表示を許可する