花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    とある淡い恋の結末 2

    買い物が進み……
    スーパーの奥まで、やって来た。

    そこは、鮮魚売り場。
    美味しそうな新鮮なお刺身が並んでいた。

    (今日のお夕飯は、お刺身で、いっか!)

    ――――一パックを手にした時。

    「……すいません。」

    背後から若い男性に声をかけられた。

    (お刺身を買うの邪魔した?)

    「ごめんなさい。
    いま場所を空けますね!」

    私は、買うつもりのお刺身を片手に、
    場所を譲ると…


    「いや、そうじゃなくて……
    あなたに、用事があるんです」

    見知らぬ男性は、続けて話しかけてきた。


    ……は?
    誰?

    用事?
    知らない人だよね。
    住んでる官舎でも、見かけない顔だし……

    なんか私やっちゃた?
    落としものかな?

    なにかドジ踏んだ?

    いっぱい
    ???だらけの顔で、その人を注視していた。
    (お刺身片手に、平静を装う)

    たぶん、大丈夫そうな人かな?←根拠なし

    「何でしょうか?」

    「ずっと、あなたが好きでした!
    私と、付き合ってください!」

    突然のスーパー(刺身売り場)での告白に、辺りはざわめき。
    私の頭は、真っ白になった……

    告白してくれた男性は、必死にPRと言い訳を一生懸命話してるけど……
    私には、内容が断片的にしか頭に入らない。

    (スキって…)
    (付き合ってって…)

    かぁぁぁぁ……

    ……ヤバイ。
    顔が、火照ってきた!

    「好きです!」
    を連呼しないで~~ ←免疫なし

    ここスーパーだし…
    人多くて、恥ずかしいんですけどぉ。




    ――いや違う!

    付き合う
    付き合わないの問題じゃない!

    私もう、結婚してるんだってば!


    私は、完全にパニクって、この場のピンチをどう切り抜けたらいいのか
    廻らない頭で、それだけを一生懸命考えていた。

    片手のお刺身を持ったまま……

    ……続く。


    *

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