花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    とある淡い恋の結末 1

    ある日の仕事帰り。
    いつものように帰宅途中、夕飯の食材を買いに駅前のスーパーへ立ち寄った。

    今日も、帰りの通勤電車は混んでいて……
    仕事疲れのせいか、少し足が重く感じられる。

    (なんだか眠いし、今日も疲れたぁ……)

    そんな風に、忙しい一日が過ぎてのけだるい時間。
    この日も、代わり映えの無い一日が終ろうとしていた。



    (……今日の夕飯何に、しようかな?)

    私は、スーパーの買い物カゴを手に、夕飯の食材を買いはじめた。

    (明日のお弁当には、ソーセージにして……うーん。
    夕飯は、なににしよ?)

    食材を一つ一つ手にしながら、
    私の心は、 ここには無かった。

    (もう帰ってるのかな?)

    つい最近結婚して、新しく家族になった旦那様は、私とは別な仕事で帰りは私より早い。
    今日も帰りは早いと聞いているし……早く帰って、夕飯を作らなきゃ。

    新婚時代は、旦那様が一番で、今夜も何を作れば「美味しい」って言ってくれるのかな?
    そんなことを考えながら、買い物を続けていた。


    *****


    その頃の私は、携帯電話を持って無かった。
    確か、だいたいの人は持ってない。……そんな時代だった。
    こう書けば、ものすごく古いお話なのかなと思ってしまうけど。
    こんなに普及したのって、つい最近のことよ?

    今では持ってない人が珍しくて、ネット社会にもなって
    スマホやラインが当たり前。
    今だったら、在宅の確認も…夕飯の相談もメールひとつで済ませられたのにね。
    時代の流れって凄いなと思うけど、つい最近の当たり前が、大昔に見えちゃう。

    その頃の私の時の流れは、今よりゆっくりとしていて、毎日がちょっとづつ変化に満ちていた。
    時間に、追われない生活というものかしら?


    *****


    この街には、つい最近、引越して来たばかりだった。
    知り合いも誰も居ない…新しい街での新しい生活。

    まだ慣れない二人暮らしに、私はようやく慣れてきた
    ……そんな毎日のとある一日のことだった。



    ……続く





    *

    只今、加筆中です。
    しばらくお待ちください。

    2015.03.25.初稿
    さくらぱん
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