花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    とりっく ぉぁ とぅりーと? 11

    「お待たせしました。」

    「待ちかねたぞ!」

    「大げさですわ。
    陛下。」

    そういいつつも、夕鈴は、なかなか黎翔にお菓子を渡さなかった。

    「……夕鈴?」

    「今夜は、Halloween。
    普通に渡しては、つまらないですわ。
    陛下、「とりっく ぉぁ とぅりーと?」 と、言ってくださいませ」

    「……じゃなきゃ、お菓子はあげれません!」

    「えーー!」

    「陛下、とりっく ぉぁ とぅりーと 」

    「とりっく ぉぁ とぅりーと 。
    言ったよ。
    ゆーりん、早くちょうだい」

    なかなか言ってくれなくて渋る陛下を、ようやく促して、言わせた。

    黎翔に、ニッコリ笑った夕鈴は、それだけで可愛らしくて……

    黎翔は、しばらく見惚れた。
    最近、会えなかったから、夕鈴の笑顔が眩しすぎる。

    「はい。
    では、失礼して……陛下、お膝をお借りしますね♪」

    「……陛下。
    あーんしてください!」

    「私が、食べさせてあげますわ。」

    黎翔の膝にチョコンと乗り、向かい合わせてお菓子を差し出した夕鈴。

    迷いもなく、その手から、一つ口に頬張る。

    砂糖のザラリとした甘さと、カボチャの甘味が口いっぱいに 広がった。

    「美味しいですか?」

    少しハの字眉で、心配そうに、見つめる夕鈴。

    いつもより至近距離なことを気づいているのか?
    いないのか?

    自分の膝から、落ちそうな彼女の腰を支えてあげた。

    「美味しい」と答えると…

    「もう一ついかがですか?」

    と、夕鈴がまた一つ差し出してきた。

    先ほどのお菓子より、ひとまわり小さなそれを迷わす口に入れた。

    ……ところが。



    初稿です。
    後ほど直します。
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