花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    月晶の雫 3

    ところが、椅子から立ち上がろうとしたはずなのに、ふらりと床に吸い込まれる。

    「危ないっ!」

    私は、膝から崩れ折れていく、身体を制御できない!

    「夕鈴っ!」

    くらりと暗転してゆく政務室の景色。

    夢の中のように陛下の言葉だけが、耳元で聞こえた。

    「くっっ……気付くのが遅すぎたか!」

    「李順っ!しばらく席をはずすぞ・・・。」

    「すぐに戻る・・・その間の政務は、任せた。」

    抱き上げられた感覚と大きな腕の中の安心感に、私はすぐに意識を手放していった。


    ……続く




    分館からの移設です。
    2013.11.17.初稿 分館
    2014.07.10.移設 さくらぱん
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