花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【詩文】「早春譜」

    こぽこぽ……と
    音をたてながら

    芳しく
    たちのぼる珈琲の香り

    まだ肌寒い朝
    だけど、室内は暖かい。

    窓の外は、残雪が残る。
    雪の上で、小鳥達が舞い遊ぶ。

    昨日置いた
    林檎を啄む
    可愛らしい姿に、
    私は、頬をゆるませた。






    さえずる声に
    耳を傾け

    両手に抱えた
    珈琲の香りを確かめる。

    遅い春。
    窓辺から、
    明るい赤の椿の花が見えた。

    見えなくとも
    春の気配

    足音が聞こえる

    暖かな季節は
    すぐそこに。

    春を待ちわびる
    早春の朝のひととき。


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