花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    私の『東日本大震災5』 亘理苺

    自分の心の整理の為に徒然に書いている実話です。
    問い合わせ・苦情は一切受け付けません。



    昨年、実家で、震災後初めてとなる直納の亘理苺を頂きました。

    実家の父の同級生が、亘理で苺農家を営んでいます。
    毎年頂いていたのですが、しばらく途絶えていました。
    「もういっこ」とても大きな苺です。
    もう一個食べたい。

    そう名づけられた苺。
    いろんな想いが苺に、込められている…と思います。


    DSCN0102-1.jpg






    震災は、亘理地区に大きな津波の被害を残しました。
    今では、瓦礫も壊れた建物も少なくなりましたけれど……
    ほとんどの農地が放置されています。

    それでも、震災直後の農家の方々は諦めず農地を整備してきました。


    瓦礫を大型重機で取り除いたあと、何十人もの農家の方々やボランティアの人々が
    手作業で重機で取りきれないゴミや瓦礫を手作業で取り除いていました。

    最初、車で通過だけの私は、高速からみんなが何をしているのか分かりませんでした。

    それば、場所を変えて一年以上もかかったと記憶しています。

    もちろん、その理由は実家の両親から聞いたものですが
    私が時々、高速を通過するたびに行なわれていたことですから、毎日作業は続けられていたと思います。

    いま、亘理地区は次々と苺のハウスが建てられています。
    そのハウスの苺ですか?と聞いたらそうじゃなかった。

    共同経営・借金で立てられているのだそうです。

    父の同級生は、ご年配で70歳。

    後継者も無く、とても借金を重ねて共同経営に混ざることは、難しい。

    細々と生きていけるだけの苺が作れればいい。

    そして、初めて出来た苺を震災中、御世話になった父に届けてくれたそうです。

    とても甘く大きな苺。

    農地で、一列になって手作業していた人々を思い出しながら頂きました。

    苺ひとつ。

    単純に、共同経営のハウスを見て、復興を喜んでいた私は、恥ずかしかったです。

    まだまだ被災地は、複雑な問題を抱えていることを、「もういっこ」で知りました。

    2014.02.12.さくらぱん





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