花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【中編】現代パラレル「デリバリーサンタ」2

    確か、去年のクリスマスもそうだったように思う!

    今年こそは、
    理想のクリスマスを過ごそうと…先手を打ったはずだったのに……

    黎翔は、悔しそうに車窓から夕鈴の姿を見つめていた。

    数日前、彼女からの切羽詰まった電話。

    なんでも親友が風邪をひいて短期のアルバイトに穴をあけられないとかで。

    代わりに行ってほしいと頼まれて断れなかったとかで。

    彼女からの謝罪の電話だった。

    「もしかしたら、デートキャンセルするかもしれない…」

    昨年は、ケーキ屋で今年は、ピザ屋で…
    クリスマスまでの短期のアルバイトは、彼女のせいでないとは、いえ呪わしい。

    目の前が真っ暗になった気がした。
    僕の計画が、崩れていく……

    ぐるぐる巡る思考は、そこで固まった…

    「なんだ!アイツは!」

    黎翔は、目の前の光景が信じられなかった。
    みるみる…見つめる視線が、冷たくなっていく。

    夕鈴の手に、男がキスをしていた…
    彼女は、すぐに手を引っ込めて、男の手から、逃げ出したけど…

    彼女の真っ赤になった顔が、遠目からでも分かる。

    黎翔の胸に、醜い嫉妬の焔が渦巻く…

    「君は、僕のものなのに……」

    ざわつく胸は、なかなか収まらない。

    今すぐ、あの男を殴って、夕鈴をあそこから連れ出したかった……


    ……続く


    2015.12..23.改訂
    2013.12.22.改訂
    2013.12.21.初稿


    見切り発車
    迷走になってきました。
    この先、考えてないのです。
    待ってて下さいね←


    さくらぱん
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