花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【詩文】本誌設定『雪原に舞うひとひらの雪』

    ほの暗い どんよりとした冬の空
    私の心にまで押し寄せる不確かな不安

    美しき雪が降り積もる。

    ハラハラと舞い散る
    切ないほどの穢れない氷の花

    無音の景色に静かに舞うを見る……
    あっという間に世界を白く染め上げる季節花

    ひとひらの雪を
    この両手に受けて
    花の溶ける様をじっと見つめた。

    私の恋の熱を帯びてすぐに溶け出す
    ひとひらの雪


    陛下への切ない想いが溢れ出す

    ……愛しています

    ……愛しています

    切ないほどに―――愛しくて。

    伝えたくても伝えられない想いが

    消せない熱塊となって私を苦しめる


    牡丹雪が舞い散る

    私のこの熱を冷やして

    苦しみを溶かして……

    叶うはずのない悲恋と覚悟していても

    膨れ上がるこの想いを止められない。

    また幾度目かの冬が来る

    あなたと過ごす冬が来る
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