花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    『桜の刻印5』 ・失態・

    さぁ皆さん!
    やってまいりました!
    食後のデザートのお時間ですよ♪

    夕鈴さん目線でどうぞ!


     ・失態・

    黎翔君と付き合い始めて半年がたった。

    あれから何度かデートしたし、
    お互いのうちに遊びにも行った。

    ・・・2か月前にはき、キスもした。
    私が異性と付き合うのは黎翔君が初めてで・・・

    最初は苗字で呼んでいたけれど
    せめて二人っきりの時は名前で呼んでって言われて、
    その時から黎翔君って呼ぶようになった。

    彼は「君」付けなのが不満みたいだけど・・・

    し、仕方ないじゃない!
    恥ずかしいんだもの・・・

    そ、それに黎翔君だってゆうりんさんって呼ぶんだからおあいこよ!
    うん!


    ・・・・・・・・・・・


    「っ!待ちなさい!」

    逃げようとした通り魔を捕まえようと私は追いかけた。
    そしたらね・・・

    「わぁぁーー、く、来るな!」

    そう言って持っていたナイフで無我夢中で切りつけてきて。

    「っつぅ!」

    男を掴もうとした右腕を思いっきり切られちゃったわ・・・。

    「っ夕鈴!くそ!」

    私が腕を抑えてうずくまっているすきに
    通り魔は逃げて行こうとしたのだけれど、
    被害者の対応をしていた黎翔君が追い付いてきて
    通り魔をねじ伏せたの。

    彼のおかげで何とか通り魔も捕まえられた。

    でも私は久々の大失態・・・
    はぁ・・・始末書、書かなくちゃいけないわね。


    そのあと犯人は駆けつけてきた警官に任せて
    私は彼に付き添われて病院に行ったわ。

    結局10針縫うことになって全治一か月、
    筋肉にも傷がついてるからそこからまた
    リハビリが待ってるって医者には言われちゃった。

    「はぁ、ついてないわね。
     よりにもよって利き腕やっちゃうなんて。
     これからどうしようかしら・・・」

    「・・・それなら私のうちに来ませんか?」

    「・・・え?」

    「汀さん、一人暮らしで何かと大変でしょう?
     私も一人ですし、良かったらどうかなって」

    「で、でも・・・」

    「ご実家は県外でご友人も地元ばかりって
     言ってましたよね?」

    「・・・ええ」

    「その腕では何かと不便でしょう?
     だから、ね?家に来てください」

    「・・・じゃあ、お言葉に甘えようかな。
     でも・・・」

    「?何か不安でも?」

    私が言いにくくて言葉を濁していたら
    不思議そうに首をかしげて彼はそう問い返してきたわ。

    「・・・へんなこと、しない?」

    上目使いでそう聞くと逆に問い返されちゃった。

    「変なこと?変なことってどんなことですか?」

    「その・・・え、エッチなことよ」

    恥ずかしくてもじもじしながら言うと
    黎翔君は心外だといった表情で言い返してきた。

    「何を言うんですか!
     私がけが人に手を出すほど非常識な人間だと?」

    「そ、そうよね!
     ごめんね、疑って・・・」

    「いえ、いいんです。分かってくださればそれで」


    そうして私は怪我が治るまでの間、
    彼のマンションで生活することになったの・・・



    まずここまで!
    さーて、フラグは立てたわよ♪


    はっち作

    2013年
    09月21日

    22:12
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