花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【詩文】本誌添い『初恋』


    ただ恋をしただけ……

    ただ、それだけなのに
    何故 こんなにも
    心が苦しく切ないのだろう。

    恋を自覚してからというもの
    私の胸は、切なくて
    狂おしい 張り裂けそうな気持ちを持て余してる。

    この国の国王とただの庶民の娘。
    身分違いの叶わぬ恋。

    貴方に恋をしちゃいけない。
    理性では、そう思っているのに

    どんどん好きになってしまう
    狂おしく切ない初恋。

    ……沈黙は、嫌いじゃない。
    むしろ好き。

    貴方の隣で貴方の存在を感じることができる
    幸せな時間。

    あと少し……
    指先一つ分の距離を縮めることが出来ない。
    勇気がでない私。

    貴方に触れることが出来たのなら
    きっと もっと私は幸せになれるのに

    詰められないこの距離に  
    貴方に聞こえるのではというくらい
    心臓がドキドキしてる。

    くらりと眩暈がするほどの至近距離。
    吸い込まれそうな紅の瞳に私が映る。

    こんな 仕事をしなければ
    知り合うことさえなかった貴方。

    どれだけ貴方と距離を詰められたら
    貴方の心に触れられるのだろう。
     
    狼陛下と呼ばれる貴方の本当の心に。

    どれだけ貴方を見つめたら
    ーーー貴方の心を手に入れられるの?

    初めて知った恋の味は……
    貴方次第で七色に変わる

    恋に不慣れな私は
    今日も沈黙を守り、貴方の隣に座る

    決して叶わぬ恋だと知っていても
    貴方へと募る想いが止まらない。

    初恋を止められず
    恋の甘さと痛みの両方を味わいながら
    初恋の味を嚙みしめて、独りよがりの幸せに浸る

    今日も私は貴方の隣で
    秘密の恋に胸を焦がす

    許されぬ初恋に、身を焦がすのです。
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