花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【詩文】七夕『天の逢瀬』

    あなたとの
    逢瀬を阻む涙雨。

    川面を渡る  カササギに
    願いを込めて  文を託す。

    今日は、
    年に一度の約束の日。
     
    それなのに・・・
    憎い雨は、昨夜から降り止まぬ。

    濁流となって
    私とあなたの逢瀬を阻む

    私は
    あなたに逢えず 涙にあけくれ
    織ったばかりの神の布地を濡らしていく。

    この鳥に 願いを託して
    空に放つ


    この川の川向こう…
    対岸で待つ あなたのもとへ…

    川面を飛び立つ カササギよ 
    私からの恋文を あの人のもとへと
    まっすぐに飛んで 届けておくれ。

    『…愛しいあなた
    愛しております。』

    今日逢えずとも

    いつ何時までも…
    私の心は
    いつでもあなたの傍に。

    来年の今日。

    ーーこの日
    ーー同じ時に

    もう一度、
    あなたと約束を交わしましょう。

    次こそは 
    きっとあなたに逢える。
    あなたをやっと抱き締められる。

    …そう、信じて。

    川面を羽ばたく
    カササギは空を舞う。

    対岸の向こうへと
    真っ直ぐに 飛び去っていく。

    私はその姿を見送った。

    心は川向こう 対岸で待つ
    あなたの許へと
    想いを馳せながら
     
    川面を渡るかささぎに 
    あなたへの愛を託して。




    2013年
    07月06日
    10:51

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