花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【毛玉も身体の一部です。】

    新婚さん。某億ションにて。





    【毛玉も身体の一部です。】



    コロコロ。

    「…ねぇ、黎翔さん」
    「んー?」
    「背中にのしかかってないで、離れて質問に答えて下さい」
    「えー?…で、なーに?」

    渋々ながら張り付いていた華奢な背中から剥がれた直後、その質問は核弾頭並に彼に打ち落とされた。

    「黒い毛があります」







    「ま、待って!」
    「私の髪の毛の色と違って真っ黒だし。もしかして女の人連れ込んだとか…」
    「そんな訳ないでしょ!朝起きてから夜帰ってきて寝るまで仕事も一緒なのに」
    「…考えてみれば、そうですね」

    (ふーーー…)

    「―――じゃあ、何なんでしょう。この毛」
    「………」
    「リビングのラグにも凄いし、ベッドルームのカーペットになんか毛玉になってるんですよ」
    「………」
    「コロコロが一週間で一本終わっちゃうんです!」
    「…お掃除ロボットでも買おうか」
    「え!もったいないですよ!!高いし」
    「でも夕鈴、帰ってきてからもお掃除大変そうだし。これで奥さんが少しでも楽になれば嬉しいよ(にこっ)」
    「…!/////…わかりました(奥さん、馴れない…)」


    (今抜け毛の季節だからなー。今度襲う時は尻尾パタパタしないように気をつけなくちゃ)





    「わぁっ!凄い毛で機械の吸い取り口が絡まってる!!」
    「!!!」



    思いの外尻尾の毛の抜け毛が多かったのは想定外。
     

    2013年07月07日 瀬津音
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