花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【詩文】『うつむく紫陽花』※情景詩文・狼陛下関係無し

    蒸し暑い眠れぬ日々をすごしています。








    元気なのは、蛙だけ?












    シトシトと…

    朝から降り続く穏やかでない長雨
    バラバラと不規則な音をたてて、広げられた緑の葉を打ち付ける

    紫陽花の木々は艶やかな色を見せ、私の心を慰める。
    分厚い雨雲は、どこまでも湧き広がり
    雨足は途絶えることなく大地を濡らす。
     
    いつ終るとも知れぬ
    大自然の恵み雨

    多くても少なくても困る
    神々の涙

    乾いた大地を
    世界を天水で潤す

    濡れそぼる大輪の紫陽花は、
    その花に雨水を纏い、重そうに俯き
    刻一刻とその色を変える。

    ーー昨日より今日。
    ーー今日より明日。

    一つ一つが咲きほころび

    艶やかに色を変え
    鮮やかに咲き競う

    雨の申し子のような花に、嬉しそうに鳴く小さな蛙。

    うつむく紫陽花のただなかに、
    明るい空色の蛙が、雨を喜び
    ケロコロと賛歌を歌っているのだった。


    2013年
    07月03日
    15:58

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