花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【詩文】『夕暮れ』

    刻々と変わりゆく
    憂いを帯びた
    儚い空のブルー

    溶けそうな月が、ぽっかりと浮かぶ

    何処までも、澄みきったほの白い青
    陽の落ちた淡いオレンジ色が空を覆う
    グラデーションに消え行く世界。

    夜を濃くしてゆく
    淡い狭間の光
    狭間の景色

    今しか見れない一瞬の景色

    昨日とは違う空
    明日とは違う色
    雲一つない 今日、この時だけの一瞬の色

    山の稜線だけ染まる 今日の名残の淡い色
    橙色の空に、山並みが切り取られた影絵の空がそこにある。

    いつの間にか、深いネイビーブルー
    吸い込まれそうなほど美しいネオンネイビーのときめきの空。


    先ほどまで、空と溶けていた月は、面差しを変え…
    冴えた光を放ちはじめる

    刻々と変える時の魔法

    不確かで不均一な空の均衡 
    儚いその美しさに、魅入られる

    少しづつ夜の女神の袂につつまれる

    やがて東の空は夜の装い
    女神の袂の深い夜空。

    西にえもいわれぬ
    ディープグリーンの空
    美しい残照の世界。

    雲一つない夜空に星が瞬く…

    夕暮れの1日の終わりの舞台
    光と闇の美しさに魅入られ魂を奪われる

    世界が美しいと魂が震えだす。
    美しいと言葉もなく魂がうちふるえる

    華やかな色彩の舞台に目を奪われて…
    私は世界に立ち竦む。
     
    望む未来に手が届かず
    ちっぽけな自分に、大きな世界が両手をひろげていた。

    いつの間にか、見上げる夜空に満天の星が瞬いていた。
    誰もが頭を下げ、安らぎの眠りに落ちる
    夜の女神の大きな懐。

    綺麗な星空に、いつの間にか頬が濡れていた。
    涙が零れ落ちてきた。

    ーーーー美しい世界に、ちっぽけな私が此処に居た。


    2013年
    05月17日
    18:30
    関連記事
    スポンサーサイト

    管理者にだけ表示を許可する