花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    2012年11月 の記事一覧

    『誰も知らない物語8』

    《覚醒》




    ・・・・   ・・・・・。     
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・ここは・・・
     

    ・・・・・・・・。
    漆黒の闇の中・・・・ゆらゆらと漂う意識。

    青年の沈んでいた感覚が、目覚め始める

    最初に、濃い漢方薬のすえた匂いが鼻についた。
    独特の乾燥薬の香りに、顔をしかめた。

    次に、額にヒンヤリとした冷たい感触
    ・・・・・ああ・・・気持がいい・・・・
    冷たさに心から、安堵する

    そして、額の冷たい感触といれ変わるように、暖かなぬくもり柔らかな感触
    それが誰かの手だと気付いたとき
    青年の瞳は、ゆるゆると開き、漆黒の闇の中から意識が覚醒した。

    最初、青年の目に飛び込んできたのは、柔らかな栗色の髪
    漆黒の世界にいた青年には眩しい。
    陽の光を弾く少女の髪だった。

    次いで、気遣わしげな深いはしばみ色の瞳。
    その瞳が、青年の様子に気付いて
    明るく輝く。

    「やっと、気がつかれましたか?」

    嬉しそうな少女の柔らかな笑顔。
    青年の額へと差し出された白い腕。

    額から、ぬくもりが消え、また冷たいものがかわりに乗せられた。
    今までのめくもりは、少女の手だったことを青年は知った。

    身体が重い。頭も廻らない気がする。
    見慣れない。見知らぬ場所に、目の前の少女に青年は、呟いていた。

    『・・・・ここは、どこなんだ。』

    起き上がろうと、努力をすると、全身に痛みが走り動けない。
    呻く自分の声が、もどかしい。

    たくさん質問したいことがあるのに、痛みに負けた身体が厭わしかった。


    「まだ動いては、なりませぬ。」

    慌てて少女は、青年を支えて元のように楽に寝かしつけた。

    「意識が戻られたご様子に、安堵いたしました。」
    「もう大丈夫。」
    「命の危うい危険は、脱しました。」

    「貴方さまは、傷を負われ、熱に浮かされておりました。」
    「いまだ、傷は癒えず・・・熱も高いまま・・・・」
    「起き上がるのは、今しばらくは無理にございます。」
    「今、薬湯をお持ちします。」
    「少々、お待ちくださいませ。」

    しばらくして、少女が薬湯を持ってきた。
    漢方薬特有の匂いが鼻につく。

    「止血と消炎と鎮痛作用の薬湯です。碁連(オウレン)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)、厚朴(こうぼく)等が入っています。」

    「コレをお飲みになって、また、お休みくださいませ。」
    「今、お身体を支えます。」

    「お飲みになってくださいますよね?」

    そういうと、華奢な身体のどこにそんな力があったのかと思うくらいに、
    あっさりと青年の背を起して、そこに枕を差し入れた。
    青年が楽な位置に調整する。

    「一人でお飲みになれますか?」

    少女は、窺がうように青年に問いかけた。

    2012年
    11月30日
    14:06


    漢方は、効能を調べて並べただけのさくらぱんの捏造です。
    薬師ではありませんので、ごめんなさい。
    お薬っぽい雰囲気だけいただきました。
    そしてお味が、想像できない。
    激マズイ??
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    【短編】玻璃天蓋『はじまりの庭』※最終章

    『おいで・・・君に見せたいものがあるんだ・・・』

    ある日、突然現われた黎翔に連れられて、後宮の自室から
    夕鈴は、庭へと連れ出された。
    まだ、夏の陽射しが残る初秋の庭を二人は手を繋ぎ歩いてく。

    よほど急(いそ)いでいるのか、黎翔の楽しげな軽い足取りは
    急(せ)いていて、いつもの夕鈴を気遣うような足取りは見られず、
    早足に後宮の庭を進む。

    「陛下・・・待って!!!・・・待って下さいっ!!!!」
    「どこまで行くのですか?」
    「早すぎますっ。もう少し、ゆっくり歩いてください。」

    足に絡まる妃の衣に、転びそうになりつつも、ついてきた夕鈴が
    とうとう音をあげた。
    乱れる呼吸に動悸(どうき)が激しい。
    なせ、そんなに陛下は、急ぐのか分からない。
    何をそんなに私に見せたいのだろうか・・・・?

    『夕鈴ごめん。もう少しだから・・・疲れた?』

    陛下と繋いでいた手を、外されたと思った瞬間。

    「きゃっ・・・・・!!!」

    陛下に、足元を救われて陛下に抱き上げられた。
    バランスが取れなくなり、慌てて、陛下の首にしがみ付く。
    至近距離の狼陛下は、とてもご機嫌で、謎めいた紅い瞳が笑顔で輝く。

    『夕鈴、もう少しだから、ここからは僕が連れて行ってあげるよ。』
    『しっかり、掴まっていてね。』

    悪戯な笑顔で滑るように早足で、夕鈴を抱えた黎翔は歩みを進める。
    やがて、新しい回廊、見慣れない庭に着いた。

    『ここからは夕鈴、目を瞑っていてほしいな。』
    『ビックリさせたいから。』

    言われるがままに、夕鈴は素直にはしばみ色の瞳を閉じる
    陛下の腕の中、風の匂いと陛下の息遣い。
    自分のドキドキと激しい鼓動(こどう)を感じる

    揺れる陛下に抱(いだ)かれて、見えない世界に身を委ねた。

    陛下のびっくりさせたいものとはいったいなんだろうかと
    ドキドキしながら・・・

    そのうちに、ようやく陛下が立ち止まる気配。
    陛下が、何かを開けるような重たげな音と
    張りの或るのしなやかな腕の筋肉の動き

    再び、歩き出した陛下。
    ーー瞬間、空気が変わった。

    濃厚な空気の重さ、水の匂い。
    華やかで穏やかな花の香り。
    何より、目を閉じていても瞼の裏に感じられる明るく眩しい光。

    明らかな先ほどとは、違う空気感。
    いったいここは、どこなのだろう。
    夕鈴の記憶を辿っても、どの記憶にも繋がらない。
    記憶の無い不思議な場所に連れられて
    陛下の気配を身近に感じる

    やがて、爽やかな水音のする場所・水の気配が濃い場所で陛下はようやく夕鈴に声をかける。

    『夕鈴、着いたよ。もう、目を開けてもいいよ。』

    陛下に抱かれたまま、夕鈴の瞳はおずおずと開かれる。
    はじめは、眩しい輝く光の奔流。
    次にキラキラと輝く噴水の光りの飛沫。
    美しく啼く小鳥達。
    緑濃い様々な種類・色とりどりの花々
    そして美しく手入れされた蕾の薔薇の庭園。
    眩しい光は玻璃天蓋からの燦燦とした太陽。

    見知らぬ場所の見知らぬ風景。
    美しい光りの庭園に夕鈴は言葉も無い。

    はしばみ色の瞳が美しく輝き、黎翔の腕の中で
    ぽかんとした顔で周囲を見渡す。
    まるで、子供のような姿。

    素直な表情の夕鈴の様子に、黎翔は満足した。
    嬉しくなって、夕鈴に囁く・・・・

    『夕鈴、君の庭だ。』

    その言葉に、びっくりした夕鈴が弾かれたように陛下を見つめた。
    驚きのはしばみ色の瞳と、優しい紅い瞳が絡み合う。

    「・・・・わたしの庭?」
    信じられないと、ぽつりと呟く。
    真っ赤に高揚した顔で、夕鈴が聞き返す。

    『そう、君のために私が造らせた。ここで育てた花を花簪に使うがいい。』

    驚きに見開かれたはしばみ色の瞳。

    玻璃天蓋の夕鈴の庭。
    はじまりの庭の最初の二人の想い出。

    ここで育つ二人の想い
    見守る玻璃天蓋のこの庭に、優しく育つ想いの花
    恋の花が花開く時はいつ?

    二人の物語が始まる・・・・



                      ー玻璃天蓋・完ー

    【詩文】夕鈴編『融ける月』※かりそめの花嫁





    西に陽が沈む頃

    月白(つきしろ)の空に融(と)けるような月が

    ぽっかりと東の空に浮かぶ。

    月白(つきしろ)と同じ色あいの淡い月

    冴えわたる光りを放つ前の

    不確かなるその存在。

    ともすれば、見失ってしまいそうで・・・・

    月白(つきしろ)の空に月が融(と)ける


    なんて、儚くておぼろげな存在。






    その存在に 我が身を重ねて憐れむ

    本物になれぬ 偽者の私

    いつかは儚く 夢と消えるこの月のような存在。

    はらはらと伝う涙は、月を思う故なのか

    それとも、我が身を思う故なのか

    零れ落ちた涙は ・・・儚く ・・・宙に ・・・消えた。


    2012年
    11月30日
    14:32


    よゆまま白友リクの前に、詩文が出来ました。UPしちゃえ。 ぽいっ・・・・☆

    月白(つきしろ)・・・・月が、出ようとする頃のほの白い空の色のこと。
    融(と)ける・・・固体が融けること。

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    【詩文】神話パラレル『アフロディテ』

    明るい海面へと
    立ちのぼり行く泡

    静寂(せいじゃく)のオーシャンブルーに
    銀色の輝き

    揺らめく金色の髪は、
    水中花のごとくで…
    銀の泡を身に纏い
    水中を浮上する女神

    はしばみ色の瞳は、
    はるか外の世界を夢見る

    ・・・青い空
    ・・・白い雲
    ・・・風の調べ
    ・・・海の凪ぎ
    ・・・太陽のぬくもり

    海中でたなびく薄衣は、
    華奢で豪華な姿態にまとわりつき
    産まれたばかりの身体を隠す

    伸びやかな白い四肢で水を掻く
    うねる海水は
    彼女の細く長い指先をすり抜けて
    もとの海へと帰る

    青い海中に白い真珠色した肌が輝く
    ほんのりと紅をさしたような
    薔薇色の頬  薔薇色の唇

    突然、海中へと金色の泡
    優しく差し伸べられた腕
    にっこりと、微笑む女神

    差し伸べられた腕を
    女神は、そっとその手を取る。

    全能神ゼウスの黄金。
    漆黒の髪。
    全てを見通し、支配する紅い瞳

    片手に雷を持ち
    片手に愛を抱きしめる

    力強い腕で、
    女神を海中から引き上げる

    拮抗し反発し、惹かれあう

    交錯する瞳

    攫われる女神の腰
    囚われる全能の神に・・・





    ちんまり・・・ゼウスって浮気症なんだよね。黎翔って気がしない。
    やっぱり、別だったかなぁ・・・
    アポロンは、金髪金目だし・・・
    やっぱり一途な冥府の王でしたか?

    【詩文】 if パラレル『秋便り』※もしも、一年後の約束

    IMG_4941-1.jpg



    真っ赤に輝く
    照り葉の色に

    燃えゆく秋の彩り
    吹く風は優しく

    貴方の便りを
    運んできた

    元気で居ると
    噂で知った



    逢瀬を重ねた・・・春の頃

    熱く口付けた・・・夏の夕べ

    そして・・・しばしの別れ

    そして、今は秋。

    黄昏(たそがれ)る陽に
    赤く紅い色紅葉(いろもみじ)

    貴方の瞳の色を思い出す
    鮮やかな紅

    『必ず迎えに行く』

    貴方の言葉が蘇る








    『…もうすぐ、逢える』

    約束の夏より早い
    草・芽吹き 花・咲く 春の季節に

    震える予感に 心が熱くなる

    春まで
    ・・・あともう少し

    約束の日を
    指折り数えて

    私は、貴方を待とう。


    2012年
    11月29日
    16:31

    メルヘン・パラレル・コミュ『シンデレラ』投稿作品

    白陽国SNS地区の if パラレル コミュ 『シンデレラ』にて、挿絵として投稿した作品です。


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    【短編】夕鈴編『初雪―はつゆき―』 ※本編設定。

    身を切るような
    冷たい北風が、夕鈴を襲う

    白陽国も、もうすぐ一面の銀世界に…

    「…どうりで、寒いと思ったわ…」

    冴えたアイスブルーの空に
    銀の花びら…風花。

    夕鈴の白い手のひらに、真っ白な穢れ無い初雪が、落ちた…

    瞬く間に、溶けてなくなってしまう雪に

    冬の訪れを感じて…
    一年ぶりのその感触に、郷愁を感じる。

    (…去年の今頃は、何をしてたんだっけ!?)
    少しだけ、昔を思い出して微笑んだ。

    幾つも幾つも手のひらに受け止めては、飽きずにそれを眺めていた。

    受け止めるたびに、次々と思い出が溢れてくる…




    ふぁさり…

    『こんな所に、居たのか!』

    『夕鈴、風邪をひいてしまうよ。』

    優しい呼びかけと共に、大きな陛下のマントに包まれた。

    陛下のぬくもりがまだ残る毛足の長い銀狐の毛皮のマント。

    頬擦りして、その暖かさを味わう。

    冷たい北風のなか、ここだけ暖かい。

    陛下にマントごと、抱きしめられて
    …息が止まった。

    貴方に気付かれたくない私の想い。

    「…陛下。」

    『こんな所で、何をしていたの?』

    「降る雪を眺めていました。あまりに綺麗で…(家族のことを…)」

    『……。』

    『確かに、綺麗だけど、風邪をひかれては困るな。』

    『そろそろ…中へ入ろうか?』

    「はい。…陛下。」

    私の言えない気持ちを、たぶん陛下は、気付いている。

    沈黙の数十秒が、その答え。

    家族が恋しいのも、事実。

    だけど、貴方を一人にしたくないのも事実。

    揺れ動く私の心は、貴方を選んだ。

    わずかに思い出すことぐらいは、許してほしい。

    貴方が私を手離さない限り、私は貴方の傍から離れない。

    ーーー私は、貴方を選んだのだから。

    【短編】現代パラレル『黎明ーれいめいー』※新婚の朝・大人風味

    某所の濃厚さに・・・・無性に、ぴゅあが書きたくなります。


    黎明・・・・夜明け・新しい時代の始まりの意
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    【詩文】黎翔編『黎明の光明ーれいめいのこうみょうー』※本編設定






    陽が昇る

    新しい1日のはじまり

    昨日とは、違う朝
    昨日とは、違う太陽

    今までと同じはずなのに。

    目覚めた僕には、
    全てが新鮮に見えて・・・


    永遠と思われた夜の終わり

    突然の夜明けに差し込む陽の光

    君という太陽が、僕にもたらした夜明けに
    僕の心は、震えて胸が詰まる

    言葉に出来ない 想いが溢れる
    この気持ちが、愛というものなら
    初めて知る感情をくれた
    君に感謝と口付けを・・・

    地上の夜の闇を払い清め
    天上の昼の光を掲げる

    君という存在に無上の喜び

    君への想いで  
    僕の血潮は、熱くなる 流れゆく。

    暖かな 僕の太陽。
    この想いをどう君に伝えようか?



    2012年
    11月27日
    20:18


    黎明・・・・夜明け・新しい時代の始まりの意

    いいふうふのひ1




    「遅刻しちゃうわよ。」

    『大丈夫だって。』

    「はい。コレ・・・かばん。」

    『ありがと、夕鈴。』

    「ハンカチ持った?お財布は?」

    『ちゃんと、持ったよ。奥さん。』

    くすっ・・・

    「わすれ物なぁい?」

    毎日の朝のお見送り、玄関先でのこんな毎日もようやく慣れてきた。
    君は、まだ初々しい新妻のようで・・・

    『ああ・・・大事なもの、忘れてた。夕鈴。』

    『いつもの・・・』

    「あっ・・・」

    『してくれなきゃ・・・出かけられない。』

    君は、゜白いエプロンをいじりながら上目遣いで、僕を恥ずかしそうに見る。
    その顔は真っ赤で・・・
    毎朝の君のこの顔を僕が楽しみにしているだなんて
    君が知ったら、怒られるかな。

    『~早く、夕鈴。遅刻しちゃうよ。』

    「分かりました。・・・・・んもぅ。」

    ちゅっ・・・

    『足りないな。でも、いいや。』


    引き寄せた、妻の身体を素早く抱きしめて
    深いキスを奪う。

    んっ・・・はぅん。

    奪った君の唇は、甘く蕩けて・・・
    はしばみ色の瞳は、熱を持つ・・・

    そんな君を残して、今から出かけるのは、すごく残念なのだけど・・・

    『ご馳走様。夕鈴。・・・続きは、帰ってからね。僕の奥さん。』
    『行ってきます。』
    「いってらっしゃい。黎翔さん//////。」

    真っ赤になって唖然としている僕の奥さんに手を振って
    僕は、家を出た。



    2012年
    11月22日
    06:29 続きを読む

    いいふうふのひ2

    ちょっと・・・絡めてフライング






    【美女と野獣】仮『不思議な薔薇』 19000キリリクフライング



    ここに不思議な一本の薔薇がある

    ガラスケースに入ったそれは 今は、見事な実を結実し・・・

    外と違う時の流れにそれは或る

    その薔薇の持ち主は、この薔薇の或る白亜の城の主









    『・・・・夕鈴。』

    「はい。・・・黎翔様。」

    『幸せかい。』

    「はい・・・この上なく。」

    色づき始めた城の庭園に、秋の穏やかな日差し・・・

    久しぶりの良い天気に、国王夫妻の声は、明るい。

    庭園の端、下に美しい渓谷を眺められる

    見晴らしの良い高台のバルコニーにて、仲の良い夫婦は愛を語らう・・・

    長椅子に二人座るお互いの手は、お互いの手をしっかりと握り締め

    王の赤褐色の暖かい瞳は、妃である愛しい人を

    妃のはしばみ色した大きな瞳は、愛しき夫である王を

    愛に溢れたまなざしで、見つめあう。

    時折、優しく吹く風に妃の蜂蜜色した綺麗な髪がふわりと風に靡く

    愛を確かめるために、啄ばむような口付け・・・穏やかな時を過ごす国王夫妻。

    窓辺の薔薇は、その実を更に赤く染めて、二人を祝福していた。




    ・・・続きます。



    続きは、又ね、どろん。    コミュって不思議☆すらすらだもの。


    2012年
    11月22日
    08:41

    【書庫】【コラボ第2弾】説明・・・はじめに

    今回も『兎妃の日常』柊かなめさんに、リレー・メッセ・コラボしていただきました。

    リレー・メッセ・コラボとは、さくらぱんが、ifパラレル・コミュ用に考えたコラボです。
    素のベース作品をメッセで送りあい、加筆していく方式です。
    自分の加筆した作品に、上書き加筆しても良いという了承のもとに行なわれています。
    生活時間帯、職業様々なSNSコミュ内で、使われたこの一つの作品を加筆しあうこの方式が
    かなめさんには合うと判断しました。
    かなめさんに、加筆・上書きの了承を頂きコラボを進めて、あっという間に第二弾。
    新しいかなめ色が、どんどん加筆されていきました。
    出来上がった作品は、素敵な個性豊かなマーブル・コラボ色になりました。
    リレー・メッセ・コラボそのものををかなめさんはとても気に入ってくれていて、
    現在 第三弾コラボ中です。
    毎回、お忙しいのに素敵なコラボ品が、週末に届きます。
    ドキドキしながら、開封する・・・・夜のおつまみ。
    メッセの着信音をとても楽しみにしています。
    かなめさん、本当にいつもありがとうございます。
    2012.12.27.さくらぱん。

    【書庫】【コラボ第2弾】
    第一部【短編】黎翔編『薄緋の君の残り香』※本誌がっつりネタバレ
    第二部【コラボ】宴『星祭り』※本誌11月号・がっつりネタバレ
    第三部【コラボ】二人編『星遊び』※本誌11月号・がっつりネタバレ
    第四部【コラボ】二人編『夢遊び』※本誌11月号よりの捏造



    第一部【短編】黎翔編『薄緋の君の残り香』続く

    いいふうふのひ3

    「林檎、食べますか?」

    『うん。食べる。食べる。・・・剥いてよ。夕鈴。』

    くすくすっ・・

    「そんなに、せっつかなくても、すぐに剥きますよ。」

    君の手の中で、くるくると踊るように林檎が剥かれていく。

    出してくれたのは、とても綺麗に剥けた林檎だったけど・・・

    ・・・・ちょっと、拗ねた目で夕鈴を見た

    『僕、兎りんごが食べたかったな。・・・』

    「あら・ごめんなさい。でも、味は一緒ですよ?」

    『でも、兎りんごが食べたい。』

    『夕鈴、もう一個剥いて 』

    子供みたいなおねだりに、夕鈴は苦笑するしかない。

    だけど・・・・食べ物は食べ物。

    「お皿のりんご全部無くなったら、次は、兎りんごにしますよ。」

    『やったぁ。』

    そう言って、一度に数個の林檎をほおばる夫の姿は、まるで兎のようで・・・

    苦笑しながら、夕鈴は、約束の兎りんごを作ってあげたという。


    2012年
    11月22日
    12:16

    第一部【短編】黎翔編『薄緋の君の残り香』※本誌がっつりネタバレ

    20000キリ番特別 【コラボ第2弾】
    【書庫】・本誌11月号まるごとスドーリー※注意ネタバレ

    かなめ&さくらぱん第2弾コラボのお知らせ

    今回も、かなめさんにコラボしていただきました。
    もう、遊んでいただきまして、感謝。感謝です。
    今回は、一日一作品のペースで上げる予定です。

    四部作になります。
    昨日UPのは、コラボに足りない部分をさくらぱんonlyで書き下ろししました。

    ☆今回は短編・コラボの繋ぎ合わせです。
    一つ一つを独立して楽しめます。
    全部あわせると長編となります。

    さくらぱんの作品は、この手法が多いので、今更感でしょうか?
    コラボでは、初だと思います。

    さて、プロローグにも書きましたが、まるごとネタバレです。
    コミックス派の方には、大変申し訳ないです。
    本誌丸ごとストーリーです。

    さくらぱんにとっては、本誌を使って書くのは初めてのチャレンジ☆


    ☆本誌11月号本誌まるごとストーリー・がっつりネタバレ含みます。
    コミックス派の方は、Uターン推奨。





    四部作・【短編・コラボ】第一部 プロローグ


    緑濃い禊(みそぎ)の神聖な泉に無粋な人影。

    妃(夕鈴)の命を狙い、彼女へと忍び寄る刺客を仕留めるために

    浩大たちと包囲網を狭め、捕まえようと追い詰めたその時・・・

    勇ましくも、愛しい我が妃の姿。

    儀式中のはずのここにいるはずのない愛しい人

    それに気付いた刺客が、彼女の許へと踵(きびす)を返して走り寄る

    手近な木の上に潜み、彼女を狙う者も

    その手には、銀の煌めき・・・

    とっさに、僕は夕鈴に向けて叫んでいた。

    『そこを動くなっ!!夕鈴!』

    びくりと、反応して立ち止まる彼女・・・・彼女の頭上の木に刺客が!!!!

    慌てて、暗器を出して、彼女を狙う刺客に向けて投げつけた。

    うまく、彼女を傷つけることなく刺客は動きを止めた。

    木の上から、どさりと刺客が落ちる

    そのまま、見つかったとばかりに落ちた刺客が逃げ出した。

    僕は、走りながら、浩大に呼びかけた。

    『浩大っ!!!』

    心得たとばかりに、即座に反応して刺客を捕縛する為 追いかける。

    そのまま、浩大は私の指示を待つまでもなく、刺客を李順の許へと連れて行くのだろう。

    『逃がすな浩大!』

    ーーはいよっ

    『夕鈴!何故こんな所に』

    疑問のままに、夕鈴に駆け寄る



    「陛下っ!!!」

    僕を見つけた、夕鈴の顔がほっとする。

    禊の途中だったのだろう・・・ずぶぬれの姿で僕らの前に現れた彼女の手には、なんとも心細い長い柄の蜀台ひとつで・・・

    それでも果敢に立ち向かおうとしていたことに僕は驚く。

    (・・・・・夕鈴、無茶だよね。)

    彼女の無事に安堵しつつも、彼女の突飛な行動にいつもながら驚く。

    未だ距離のある彼女に向かって僕は、駆け出した。

    夕鈴も、僕に向かって走り出す。

    「陛下  今のは、いったいーーーっ」

    庇護を求めるかのごとく、無防備に走りよる君の姿を
    至近距離で目にして、僕は、気付いてしまった。

    あられもない君の姿に・・・・

    禊の途中だったのだろう、白い神事用の単衣は、透けて
    所々が濡れ貼り付く。

    普段は、きっちりとした姿で清楚な印象の君は、
    透けた衣に身体の線を露わにして悩ましげな姿で僕の目の前にいる

    緊張感が抜け安心したのか、全身から匂い立つように、
    ほんのりと艶の或る薄紅色に染まる肌。

    彼女の大きく肩で息をし、上下する胸元から、視線をはずさねば。

    理性の天秤が大きく傾く・・・・これは、試練なのか?


    無造作に、大きく乱れた単衣は襟ぐりから張りのある美しい双丘が覗き
    先の頂までもが露わに分かる

    濡れた金茶の髪は、細い首に張り付き
    鎖骨や細い首筋までもが一目で分かってしまう。

    腰のラインも張り付き
    なだらかな曲線のその先までも・・・・

    見ては、イケナイそう思う。
    泳ぎだし・・・・定まらない視線。僕は君を直視できない。

    視線をそらさなければ・・・
    だけど、君の姿から目が離せない。
    君の魅力に抗えない。

    無意識で無防備な罪作りな君は、そのままさらに僕に近づく。
    君を、僕は、どうしていいのか分からない。


    とりあえず、自分にできることをせねば・・・・
    ーーーーーー僕の衣で隠すように胸の奥へ抱きしめた。
    だけど、この手をどうすればいいのか分からない。

    君は、訳も分からず僕の突然の行動に動揺して・・・
    顔を真っ赤にしながら動揺を隠せず、夕鈴、君は奇声を放つ

    「!?なっ!?ななな!?」

    僕だって、かなり動揺しているのだけど・・・・
    この分だと、きっと君は、気付いてないよね。

    冷静に・・冷静に・・・驚かさない声色で、抱きしめる君の耳元で囁く。

    動揺する僕の顔を君が見なくてよかった・・・・のか?

    はっきり言ってこのままは、ヤバイ。
    抱きしめた君を意識してしまう。
    腕の中に抱きしめた君の柔らかさ。ぬくもり。いつもの君の香り。

    先ほどの君の悩ましい鮮やかな姿が、僕の瞳に焼き付いている。

    嫌でも意識してしまう。君をーーーー

    『説明は、後だ  夕鈴。』

    「陛下?」

    『とりあえず着るものをなんとかしよう・・・・』

    浩大とかが、戻ってくるまえに・・・
    こんな姿は、僕以外に誰にも見せないようにせねば・・・

    夕鈴、君はほんとに罪な人だね。



    2012.11.20.さくらぱんonly 書き下ろし


    第二部【コラボ】宴『星祭り』へ続く

    【詩文】『風花ーかざばなー』





    風花はらはら・・・
    雲ひとつ無い青空に
    きららと舞う  銀色の一片


    花びらのごとく
    空に舞い上がり
    はらりと落ちるその姿

    貴方の手にも・・・
    私の手にも・・・
    落ちて儚く消える雪ひとよう

    染みる青に
    輝く太陽
    銀の花びら

    ひと片(ひら)の
    儚く消える
    その運命

    運命(さだめ)ゆえに・・・・
    こんなにも、惹かれるのか?

    貴方は輝く青空
    私は、風花

    貴方の胸に抱かれて
    心は踊り舞い上がる

    だけど、決して合い入れぬ
    風花のような私の恋心
    その運命

    幾つもの私の恋心は
    貴方の熱に私は解かされ
    風花のように儚く消える

    消える前にもう一度
    貴方に抱かれ
    舞い踊りたい
    儚い運命(さだめ)それゆえに・・・


    2012年
    11月20日
    13:41 続きを読む

    いいふうふのひ4

    ランチタイム・・・ドキドキの愛妻弁当に、みんなの視線が痛い。

    試練だ。黎翔。・・・・コレも、妻の愛情表現。愛されてるのだ。

    大きくお弁当箱に描かれたハートマークと愛してるの文字。

    誰にも見せるものかと、急いでお弁当箱の中身を今日も空にした。

    第二部【コラボ】宴『星祭り』※本誌11月号・がっつりネタバレ

    20000キリ番特別 【コラボ第2弾】
    【書庫】・本誌11月号まるごとスドーリー※注意ネタバレ

    かなめ&さくらぱん第2弾コラボのお知らせ

    今回も、かなめさんにコラボしていただきました。
    もう、遊んでいただきまして、感謝。感謝です。
    今回は、一日一作品のペースで上げる予定です。

    四部作になります。
    昨日UPのは、コラボに足りない部分をさくらぱんonlyで書き下ろししました。

    ☆今回は短編・コラボの繋ぎ合わせです。
    一つ一つを独立して楽しめます。
    全部あわせると長編となります。

    さくらぱんの作品は、この手法が多いので、今更感でしょうか?
    コラボでは、初だと思います。

    さて、プロローグにも書きましたが、まるごとネタバレです。
    コミックス派の方には、大変申し訳ないです。
    本誌丸ごとストーリーです。

    さくらぱんにとっては、本誌を使って書くのは初めてのチャレンジ☆


    ☆本誌11月号本誌まるごとストーリー・がっつりネタバレ含みます。
    コミックス派の方は、Uターン推奨。

    四部作・【コラボ】第二部  『星祭り』 


    ほろ酔い、輝き煌めく星離宮の宴


    篝火が爆(は)ぜる 

    幾つものオレンジ色の灯火が輝く



    昼間の出来事がまるで嘘だったかのように、神事は滞りなく行なわれた。




    初めて星祭りに参加した夕鈴は、緊張しつつも完璧に妃の演技を続けていた。
    時折、昼間の醜態を忘れたいと思いつつ顔を赤らめるも、陛下の隣で妃としての顔を崩すことなく毅然として、粛粛と行なわれる神事を見守る。



    (・・・そういえば、陛下も初めてなんだっけ。)
    狼陛下は一体どんな顔をして見ているのかしら?なんて。
    ちょっとだけ好奇心が湧いてくる。

    それに負けてちらりと隣の陛下の様子を窺がうと、運悪く視線がばっちりあってしまった。

    ぼぼぼっ・・・・

    昼間の清めの禊(みそぎ)の最中(さなか)に刺客に襲われ、陛下に助けられた出来事を思い出してしまい、顔が火照る。
    恥ずかしさで身体まで熱くなった気がした。・・・忘れられるものなら忘れてしまいたい。
    ますます、思い出して顔が赤くなる。
    対して陛下は、まるで何事もなかったかのように夕鈴に爽やかに微笑んだ。


    (気にしてるのは私だけなのかしら・・・)
    いつも通り、陛下は何も変わらない。
    なんだか、一人で陛下を意識しているもの馬鹿らしくなってきた。
    視線を前に戻して、分からないようにそっと息を吐く。

    (今日は、何だか疲れたわ・・・)

    昼間の出来事により、物憂い疲れが夕鈴を襲う。
    どこか遠い気持ちになりながら、滞りなく進む神事を見つめていた。



    ―――けれど、その様子は、何も事情を知らぬ者達には別の意味に取られた。


    ほぅ、と、どこからともなく感嘆の溜め息が漏れる。
    妃のその物憂げな柔らかなまなざしは、星離宮の人々の目を楽しませていた。

    普段とは違い、薄い色素の金茶の髪を、唯一 両耳のひと房を残して一つ纏めにして結い上げてうなじを見せている。
    高い位置で結い上げた髪は、四つの髷を作り、まるで胡蝶が羽を広げたかのような髪型に仕上げた。
    その髪に、胡蝶意匠の金冠や宝玉の簪・・・金歩庸を挿し、両脇の耳の高い位置に星離宮で咲いていた紅色の艶(あで)やかな一重の花簪を二輪ずつ・・・


    あまり派手な化粧は好まない妃にあわせた薄化粧。
    その姿は、星祭りにふさわしい―――清らかな乙女の姿。

    物憂げに煙(け)ぶる 大きなはしばみ色の瞳、
    淡く物知らぬ乙女のように色づいた唇、
    オレンジ色の篝火に金の耳飾りが揺らめき煌めく。

    祭りの様子を眺める妃は、どこか儚げで、庇護欲を駆りたてる・・・

    華奢な身を包むのは、陛下と対の紅染めの衣。
    それには神事のために金糸・銀糸で縫い取り、豪華な刺繍が施されていた。
    下の真っ白で清楚な単衣とのコントラストが映え、さらにその上からは薄紅色の薄絹の肩掛けを羽織る。

    揃いの衣装で立ち並び、寄り添う王と妃。



    ―――星祭りの宴

    妃と睦みあう王は始終ご機嫌で、妃を見つめては愛を囁く。
    対する妃は、初めての星祭りに緊張の色が漂い、疲れを隠そうともしないほど疲労困憊の様子。
    何も考える余裕がないほど王に寄り添い王の言葉に耳を傾けるのだった。

    耳元で、囁きあう王とお妃の仲の良い姿。
    はたからは、いつもの睦言にしか見えないそれは、二人だけの甘いあまい秘密の約束事。


    一対の絵のようなその姿は、仲睦まじい様子が末席からも見て取れて・・・
    噂通りの寵愛とその様子に、人々の注目を浴びるのだった。

    そして王と妃の秘密は、人々に知られることはなかった。

                      ー星祭り・完ー



    ベースさくらぱん+ かなめさん + さくらぱん + かなめさん + さくらぱん


    第三部【コラボ】二人編『星遊び』

    いいふうふのひ5

    暖かな暖炉の焔が、赤々と燃えている。

    こんな日は、二人っきりでのんびり自宅で過ごしたい。

    そう言ってソファーで、読書し始めた僕に、君は、珈琲を入れてくれた。

    君は、ミルクたっぷりのカフェオレ。

    僕は、濃いブラックで・・・

    いつの間にかお互いの好みを忘れない。

    そのさりげない優しさが嬉しい。

    よく世間では、空気みたいな存在だっていうけど。

    それって、悪い意味で言っているのではないのだと思うよ。

    空気が無くちゃ人間は、生きていけない。

    だから君は、空気のような存在の人。

    なくては、ならない大切な人。

    君がいなくては僕は生きていけない。

    珈琲を受け取りながら、君に『(いてくれて)ありがとう』と優しく笑った。



    2012年
    11月22日
    12:52

    第三部【コラボ】二人編『星遊び』※本誌11月号・がっつりネタバレ

    20000キリ番特別 【コラボ第2弾】
    【書庫】・本誌11月号まるごとスドーリー※注意ネタバレ

    かなめ&さくらぱん第2弾コラボのお知らせ

    今回も、かなめさんにコラボしていただきました。
    もう、遊んでいただきまして、感謝。感謝です。
    今回は、一日一作品のペースで上げる予定です。

    四部作になります。
    昨日UPのは、コラボに足りない部分をさくらぱんonlyで書き下ろししました。

    ☆今回は短編・コラボの繋ぎ合わせです。
    一つ一つを独立して楽しめます。
    全部あわせると長編となります。

    さくらぱんの作品は、この手法が多いので、今更感でしょうか?
    コラボでは、初だと思います。

    さて、プロローグにも書きましたが、まるごとネタバレです。
    コミックス派の方には、大変申し訳ないです。
    本誌丸ごとストーリーです。

    さくらぱんにとっては、本誌を使って書くのは初めてのチャレンジ☆


    ☆本誌11月号本誌まるごとストーリー・がっつりネタバレ含みます。
    コミックス派の方は、Uターン推奨。



    四部作・【コラボ】第三部  『星遊び』 


    『ゆうりん、ほら・・・早く早く!!!』
    弾む陛下の声が夕鈴を呼ぶ。
    『あと少しで、一番見晴らしのいい所だから!!!』

    先を急ぐ陛下は、はるか階段の上。
    星離宮での星祭りの宴を終えた後、陛下に誘われて離宮の夜の庭へとで抜けだした。


    疲労困憊な私とは違い、陛下は駆け出すほどにとっても元気で・・・
    「・・・・お元気ですね。陛下・・・・」
    ヨロメキながらも、やっと追いついた陛下にようやく呟く。

    (祭りの後の深夜だというのに・・・この陛下の元気さは・・・)
    呆れつつも、疲れていてもそれにつき合う私には、疲れた乾いた笑みしか浮かばない。

    『えーーーーーーー?』
    始終ニコニコ大変元気な陛下には、私の厭味(いやみ)は届かなかった。

    それどころか・・・・

    『そりゃそうだよ!!』
    邪気の無い純粋な笑顔が輝く。

    『やっとお嫁さんに会えて(嬉しい)!!!』
    見えない小犬の耳が ぴんと立ち、喜んでいる。

    『思う存分(遊びの)誘惑していいんだからね!!!』
    これまた見えない陛下の尻尾がブンブン振られていた。

    ―――夕鈴をいっぱい待ったよ。星祭りが終わるまで、ずっとずぅぅっと待っていたんだ。

    ―――さあ、遊ぼう!!! 今すぐ、遊ぼう!!!

    瞳をキラキラと輝かせ、陛下は全身で無邪気に遊ぼうと訴えている。


    (・・・・このひと、どれだけ遊びたかったの)
    全身で遊ぼうと言っている陛下に唖然とした。

    だけど夕鈴は、陛下の心に気付かない。
    こんなに遊びたいと願うのが、夕鈴ただ一人だけということを。

    はぁーーーーーーーーー・・・

    夕鈴は小さく長いため息をつき、瞑目する。

    (こっちは、もうクタクタだわ・・・)
    陛下は元気だけれど、私はよろめく身体をようやく支え、立っているのもやっとだ。
    (・・・・この旅行ほんと思ったより大変だった・・・)


    振り返る旅行の思い出は、あまりに予想外だった。

    一人祭りの勉強に励む夕鈴に、陛下の(遊びの)誘惑、
    幽霊騒ぎに、あげく刺客に襲われ、いつのまにか囮になっていたこと。

    星祭の参加・・・・失態と神事と宴・・・・・

    どれも、これも夕鈴には、辛い日々だった・・・・


    『だって』
    不意に、夕鈴の右手がやさしく捕られ、陛下に引き寄せられる。

    『夕鈴と二人で星を見るの楽しみにしてたんだよ。』

    柔らかく嬉しそうに笑う陛下に、『とくん。』と、心臓が大きく跳ねた。
    時が、止まったかのような一瞬の笑顔に魅入られる。


    (ああもうっ)
    そんな笑顔、反則だと思う。

    (そんなの 私だってずっとーーーーーー・・・)
    言えない言葉、言えない気持ち。
    でも、星祭りと聞いた時から、私も陛下と二人で星を見るのを、ずっと楽しみにしてたんだもの。

    思い出されるのは、星祭に夢を馳せて、ドキドキ、ワクワクで過ごした王宮での数日間。

    火照りだした身体の熱は、止まらない。
    きっと、顔まで赤いに違いない。

    今が、夜でホントによかった。


    (この人はまた、バイト相手にそー言うことを言って・・・)
    ・・・勘違いするじゃない。
    (もーーーーーーっっ)
    もちろん、ほんとは理不尽な怒りだと分かってるけれど。

    でも、その怒りもすぐに静まる。

    怒りたいけど、怒れない。

    貴方も、私と同じ気持ちで時を過ごしていたことを知ったから・・・だから。
    貴方の溢れる気持ちが暖かい。私まで暖かくなれる。優しくなれる。


    それに、貴方のその笑顔を見てると・・・
    (クタクタなのとか、全部どうでもよくなっちゃうじゃないの)




    漆黒の空に輝き冴えわたる煌めく星空を背に、陛下が少年のように笑う。

    握られた右手は、そのままに・・
    火照る頬はそのままに・・・・

    貴方と、遊ぼう。綺麗な星の下で。
    今まで、会えなかった分まで・・・・


    『ねえ、夕鈴。あの星分かる?』
    陛下の指差す星を私も眺める。
    『えっと、ですねっ・・・』

    星祭りも終わり、明日からはいつも通りの日常へ・・・

    その前に、少しだけ。
    貴方と約束した二人だけの時 ー星あそびー を楽しみましょう。



    ―――やっと、貴方と見れた星空が、こんなに綺麗なんだから


                      ー星遊び・完ー



    ベースさくらぱん+ かなめさん + さくらぱん + かなめさん + さくらぱん



    第四部【コラボ】二人編『夢遊び』 続きを読む

    いいふうふのひ6

    かぽーーーん☆

    今日は、近くの温泉まで日帰り旅行。

    露天風呂からの眺めが最高☆

    はらりと落ちる紅葉を眺め、青空を見上げるーーーーー

    「はぁーーーー気持ちいい。」

    滑らかで、透明度抜群の湯は、疲労回復。美人の湯と評判だ。

    ぱちゃり・・・肩に湯をかけ、楽しむ。

    夕鈴の吸い付くような肌が、温浴効果によりほんのり桜色に染まる

    お湯に揺らめいてはいるが、女性らしいなだらかな曲線が分かる。

    金茶の髪が濡れない様に小さく纏めていた。

    少し汗が滲む。

    露天風呂の湯に、山紅葉が浮かぶ。

    「黎翔さんも楽しんでいるのかしら?」

    そんなことを呟いたとき・・・・

    『夕鈴、呼んだ?』

    ・・・・・・・理解不能。ナンデ女湯に、黎翔さんがいるの??

    固まる夕鈴・・・・・・

    数秒後、露天風呂に夕鈴の大絶叫が響いた。

        ●●●●●●●
    看板『大混浴露天風呂』

    看板は、よく見ましょうね。夕鈴さん。



    2012年
    11月22日
    13:30

    第四部【コラボ】二人編『夢遊び』※本誌11月号よりの捏造

    白陽国SNS地区・さくらぱん日記20000キリ番記念コラボ作品


    ☆本誌11月号よりの続き捏造ストーリー
    コミックス派の方は、Uターン推奨。

    四部作・【コラボ】第四部  『夢遊び』 





    星の綺麗な星離宮

    念願の、君と二人だけの時間


    それは、とっても楽しい時間だった―――はずだけれど。


    『ゆうりん!!』
    今、彼女を呼ぶ自分の声は 少し焦っていた。

    『ゆうりん!!   ここじゃ・・・風邪を引いてしまうよ。』
    必死で彼女を呼ぶ声も、今はほとんど君に届いていない。


    『起きてったら・・・・』

    困った。
    この状況は本当に困る。

    『起きてよ。夕鈴!!』



    星遊びをしていたら、いつの間にか隣で君は眠ってしまった。
    夏とはいえ、夜は冷え込む。これで夕鈴が風邪を引いてしまったら大変だ。

    夕鈴を心配して、僕は君を起こすべく、再度挑戦を試みた。

    『夕鈴、起きないと風邪引くよ。』
    「んーーー、へいかぁ。あと少しだけ・・・もうちょっと・・・すぐに、起きる から・・・」
    眠ったままへにゃりと笑った彼女は、僕の襟(えり)を握り締めたままで。
    消え入りそうな声でむにゃむにゃと呟くと、また深い夢の中へと旅立っていった。

    いつもは、甘えることの無い、常ならぬ君のわがまま。
    それをカワイイと思ってしまい、甘えられていることに嬉しくなってしまう。

    僕の腕の中で無防備に眠りにつく君は、とても無邪気で・・・


    だけど、今日はいくらなんでもマズイよ、夕鈴。

    君の昼間の姿が僕の瞼の裏から消えないんだ。


    理性と忍耐という檻の中で、かろうじて抑えている僕の本能が、君が欲しいと暴れだす。声を上げて吼(ほ)え叫ぶ。
    少しずつ強さを増してゆくこの本能を、僕は押さえ切れない。
    静まらない、強欲に僕の理性の檻は、脆くも限界に近づいている。


    『ねぇ。夕鈴・・・ 起きて・・・・・・』
    僕の胸に寄り添い、深い眠りにまどろむ君の髪を梳く。

    星明りにほんのりと輝く 君の髪は、綺麗で・・・
    何度も何度も手のひらで撫で下ろし感触を楽しんでいく。

    いつもの髪の香り、そのぬくもり・・・

    いつもなら、嬉しく感じて心安らぐはずなのに・・・
    今日は、こんなにも辛い。

    柔らかな君の身体とぬくもりが邪(よこしま)な僕を責め、苛(さいな)む。
    むくむくと膨れ上がる君への想いにいっそ素直になれば、僕は楽になれるのだろうか?

    君の眠りを破り、この穏やかな関係性を壊して、
    君の柔らかな唇を奪い、無垢な身体を蹂躙(じゅうりん)して、

    君の味を知りたいと思う この心は罪なのだろうか・・・
    君のことをもっと知りたいと願うのは 僕には許されないことなのだろうか・・・

    安らかな寝息の君は、僕の邪な悩み事など知らず、無垢に眠る。


    ―――その寝顔を見ていたら、毒気を抜かれてしまった。

    やっぱり、君は凄いよ。僕は、初めから君に降参だ。
    どの感情も、すべて君が僕にくれる。
    君だけが、僕の心を動かせる。
    はじめから、僕が君に敵わないなんてことはわかってた。
    はずなのに・・・それなのに・・・渦を巻く僕の心。
    それさえも君がくれた感情。


    『ああ・・・・ほんとうに、君をどうしてくれようか・・・』
    狼陛下と怖れられるこの僕が、世界中でたった一人。君だけに敵わない。
    翻弄されてかき乱される・・・・夕鈴、君一人だけなんだ。君はそれを知っているかな。

    無邪気に眠る君が時々、憎らしいよ。
    無防備すぎる君に、今すぐ警告してやりたい。


    【狼陛下は、本当に狼なんだよ。君を食べたくてしょうがないんだ】 


    警告したら、君はどんな顔をするのかな?

    狼になりそこねたの僕は、眠る君の額に口付けた。


    【まどろむ君のその夢に、僕もいるといいな・・・】



    【夢の中でも、遊ぼう。もっと遊ぼうよ。夕鈴。星の綺麗な今夜のように・・・・。】 






                      ー夢遊び・完ー



    ベースさくらぱん+ かなめさん + さくらぱん + かなめさん + さくらぱん








    続きを読む

    いいふうふのひ7

    【美女と野獣 2 ーLa Belle et la Bêteー】


    第一章『不思議な薔薇-ふしぎなそうびー』


    続きです


    甘いKissに誘われ、小鳥達も歌いだす。
    駆け上がる感情は、誰のもの?
    手の中に収めた君のぬくもり
    選んでくれた愛しい人に変わらぬ愛を誓う

    実をつける前の薔薇が、散ることを怖れていた昔の自分はもう居ない。
    君という存在が、僕を変えた。
    愛することを知り
    愛されることを知った。
    愛するということは、どういうことなのかを理解し
    愛されることは、どういったものかを知った。
    すべて、運命だったのだとしたら
    僕らの運命は、なんて強固だったのだろう。
    いつの間に、こんなにも君を愛していたのだろう。
    たった一人の愛する人を
    この腕で、抱きしめて
    心を込めて、Kissを贈ろう。
    君という奇跡を神に感謝しよう。
    僕が愛した唯一の君に・・・甘く蕩ける愛のKissを・・・・・


    続きます。



    2012年
    11月22日
    13:55

    【茨王1】逆転パラレルメルヘン※キャラ大暴走今後たぶん微妙大人味。(>_<)

    ★こちらは、完全にお遊びのパラレルです。

    突然の気の迷い☆さくらぱんは、完全に壊れております。

    夢の国が大好きな某白友さんから、狼な陛下が見たい
    突っ走ってよろしいと…。
    あぅ…
    許可でちゃたよ。
    しかも、リクエストでないものが…
    亜流が…でも、これ書かないとキリリク出来ない

    ボコボコッと産まれた恐るべきお話。
    逆転パラレル・キャラ暴走話。OKな方だけお楽しみ下さいませ。

    危険を感じた方は、即座にUターン推奨です







    とある王国に美しい深紅の薔薇の花咲く茨の城があったそうな。

    白亜の城には、それはそれは、美しい狼王が100年の眠りについていて、目覚める時を待っていました。

    深い眠りの魔法を解くのは、勇気或る運命の美女たった一人だけ・・・・

    100年という長い眠りを憂い、王家の親族が高い報奨金を出しました。
    そして、目覚めさせた者には、狼王の花嫁になるという触れが出されました。

    何人もの美女が、美しい狼王の眠りを解こうとチャレンジするも、城に一人もたどり着けずに帰ってきました。

    中には、傷ひとつ無く帰ってくるものも・・・茨の棘に傷を作るのを恐れた美人が幾人も…

    誰も、美しい狼王の眠りを覚ますことが出来ず…ただ時が過ぎゆきます。

    …ある日
    茨王の眠りの呪いが解ける…眠りから百年後の今日。

    身なりの簡素な少女が一人、茨の城を熱い思いを胸に秘めて、一人見つめておりました。

    決死ともいえる決意を秘めたはしばみ色の大きな瞳。
    真一文字に引き結んだ唇は、ほんのりと淡いピンク色。
    色の白い可愛らしい少女でした。

    …続く。

    【茨王2】逆転パラレルメルヘン※キャラ大暴走今後たぶん微妙大人味。(>_<)

    ・・・・・続きです

    そよ風が、彼女の艶やかな金茶の髪を靡(なび)かせます。

    上の方で、可愛らしい髷(まげ)を2つに作った可愛らしい髪型はまるでうさぎの耳のようでした。
    可愛らしく柔らかな花弁の桃色のお花を両側に一つづつ飾り止めていました。

    決意を秘めた大きな瞳を一度瞑り、いのるように何かを呟きました。

    ふぅ…と小さな息を吐き出して、大きく吸いました。

    深呼吸です。

    それを三回ほど、繰り返してから…

    突然、クワアッと瞳を見開くと両手に持っていた斧を振りかざしました

    『キイェ―――い!』
    『とおりゃあーーーーっ!』

    …なんと、
    瞬く間に、次々と茨が3本も倒れ
    その後も茨の道が切り開かれていきます。

    彼女の名は、汀夕鈴。
    ギャンブル好きのの父親と勉強熱心なかわいい弟の三人暮らし。

    甲斐性のない父親に代わりに、一家を支えている。
    けなげで頼もしい姉でありました。

    彼女の家は、鍛冶屋さん。
    父親の売った商品の代金での生活費では、足りず。
    (ギャンブルしてるから・・・。)
    夕鈴は、幼少の頃からアルバイトばかりしている。そんな少女でした。

    彼女の通った後には、道が出来ました。
    彼女の前途は開けています。

    次々と倒される幹に驚いた茨達が、
    まるで、彼女の為に道を作っているかのようでした。

    彼女の奇声は、森に大地に茨に木霊しました。

    彼女の目的は、ただ一つだけ。
    狼王を目覚めさせること。

    弟、青慎くんの学費の為に、多額のお金が必要でした。

    茨王の高額の報奨金を目当てに、
    夕鈴は、茨を突き進みます。。


    …続きます。


    ああ・・・壊れてきた。\(゜ロ\)(/ロ゜)/おろおろわたわた・・・・

    いいふうふのひ8

    『夕鈴!!!』

    「はい。なんですか?」

    夕飯の支度中に、夫に呼ばれて振り向いた。

    なぜかご機嫌な黎翔さん・・・

    とことこ近づき    PC前へ



    そこで私は、固まった。



    ピンクでぴんくな過激なへぇじを開いてた。


    ラブラブご夫婦用の愛のグッズ&コスプレ服


    過激な兎ちゃんに、ぴんくななーす服・・・・聴診器まで売ってる

    『コレ買おうかなと思うのだけど・・・』

    「/////・・・。」

    ぼぼぼぉん!!!!

    出されたページに、爆発する。

    深紅の小悪魔レザー服

    ボディコンシャスな上に布面積がないのですけど・・・

    エナメルが光り、胸元からお腹まで、透けてる・・・・

    尻尾付いてるし、網タイツ。ご丁寧に角つきカチューシャもエナメル。

    『注文したから、来て見せてね☆』

    黎翔さんが、獣の瞳で妖艶に私に笑った。





    夫婦の秘密のショッピング    さあ、とんとんさん濃いピンクですわよ。
    もちろん、夕鈴にきせてくれますよね。
    はろうぃんでも
    着たし大丈夫でしょ。(≧∇≦)/  ぽいっ☆



    2012年
    11月22日
    16:13

    【茨王3】逆転パラレルメルヘン※キャラ大暴走今後たぶん微妙大人味。(>_<)

    …続きです

    その乙女として、あるまじき奇声は、美しい狼王が眠る寝台にも聞こえました。

    狼王の美しい顔(かんばせ)の凛々しい漆黒の柳眉がぴくりと動きました。

    それに気付いた、狼王の守り人であり、側近である身長15センチ足らずの羽根の生えた妖精・李順さんが、

    『なんですか!?この音は?まったく騒々しい。』
    『狼王が、起きるではないですか?』
    『ちょっと、見て参ります。』

    誰にともなしに、告げると慌てて窓から城の外へ出て行きました。







    音の元凶を見つけると・・・・
    なんとなげかわしい。
    一人の乙女が、およそ、乙女に似つかわしくない奇声を発しながら
    茨を切っているでは、ありませんか!!!

    『そこの貴女、乙女にあるまじき行為です!!!』

    真っ赤になって、乙女の周りを廻り始めました。
    それにも、関わらず乙女は、勇ましく雄たけびをあげて、
    斧を振り回します。

    怒った李順さんは、とうとう乙女の髪をぐいっぐいっっと引っ張り
    ようやく彼女は、李順さんに気付きました。

    『そこの貴女、何やっているのですか?』

    ・・・・・・続きます。

    (>_<)。。。。。李順さんファン、すいません。特某T白友様~見逃して~

    これから外出です。

    いいふうふのひ9

    少し、お疲れ気味の貴方のために☆

    今日は、本気で、攻めてみようと思って・・・




    玄関開けて、驚いた。

    『た・「おかえりなさぃーーー!!!;黎翔さんっ!!!」』

    がばぁっ・・・首にしがみつき真っ赤な顔で、お帰りのちゅう。

    『・・・ど・どうしたの、夕鈴??』

    エプロン越しに、ぐいぐい抱きしめられて、僕は、妻の行動にビックリした。

    そのまま、耳元で夕鈴の甘えた声。

    「おかえりなさい。黎翔さん」

    「ご飯にする? お風呂にする?   それとも、わ・た・し」

    熱い吐息に、柔らかい妻の身体

    美味しそうな夕飯の香りつき

    さぁて、黎翔さんの選択は、いかに?


    2012年
    11月22日
    18:21 続きを読む

    【短編】恋人・黎&夕『誓い』※甘やか



    頭上を埋め尽くした
    冴えた幾万の星々の輝き

    黒曜石の宇宙に
    一つとて、同じ煌めきの無い
    美しい星々を貴方と二人で眺める

    背中から伝わる貴方のぬくもりに
    幸せに包まれながら 見上げた空は
    吸い込まれそうに美しくて・・・・切なくて・・・・

    『寒くないか夕鈴。』

    背中越し 耳元で囁かれる
    私を気遣う 貴方の言葉に
    私の胸が熱くなる 

    「大丈夫です。陛下が温めてくるから。」

    『そうか』
    『私も温かい。君を抱き締めているからな。』

    肌寒い夜風に 震えることなく、二人で見上げる
    幸せいっぱいの天体観測。

    過ぎゆく時さえ、幸せを感じる。
    絡めあう指先から、ぬくもりだけでない
    愛し合う気持ちまで溢れてくる。

    どちらともなく二人 微笑みあい
    啄まれ 交わされる口付け…
    柔らかなまなざしが交わされる

    『夕鈴、君を愛してる。』
    『今まで幾星霜の年月を君と過ごしてきたことか、これからも君を離さないと誓おう。』
    『この命尽きるまで、私の元から離れるな。』

    「陛下…」
    「私も、陛下だけををお慕いしております。」
    「貴方のお側を離れないと、私も誓います。」
    「どうか、私の命尽きるまで、お側に置いてくださいませ・・・。」

    降る星のごとく交わされた約束の口付けは甘く
    契られ交わされるその心は変わることなく 
    二人の胸に甘やかな記憶として刻まれる・・・・

    その誓いのままに・・・・命尽きるその時まで・・・




    2012年
    11月14日
    16:35

    復旧版【茨王4】逆転パラレルメルヘン※キャラ大暴走今後たぶん微妙大人味。(>_<)

    …続きです

    妖精・側近李順さんは、手近な茨の枝に飛び乗ると
    真っ赤な顔で夕鈴を怒り出しました。

    夕鈴の目の前で、厳しいお説教が始まりました。

    『いいですか。そもそも、乙女は重いものなど振り回さず、
    楚々としているべきです。

    乙女が、そんな重い斧を振り回して
    「キイェ―――い!」
    「とおりゃあーーーーっ!」
    なんてこと叫びません。
    貴女には、恥じらいってものが無いんですか???・・・・恥じらいってものが!!!!!』

    『斧を持って振り回すなんて、乙女にあるまじきこと、恥じ入るべきです。』

    『lilililinni。Linnlilllili、lnnlilili!lilililinnlilllilil、
    nnlilili!lilillili!』


    『lililil、
    nnlilllililnnlilili!lilililinnl
    illlililnnlilili!lilililinnlilllili
    lnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!li。

    lililinnlilllililnnlilili!lilililin・・・・・
    nlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilillili!』


    『普通の、乙女なら、こうです。

    「あっ・・・わたし、こんなの持てない。できないわ・・・・」

    「どうしよう・・・」   よろよろよろっ

    「・・・・ぺたん。」   こうですよ。こう!!!』

    『lilililinnlilllililnn
    lilil・・・・・i!lilililin・・・・・nlilllililnnlilili!lil。lilinnlill・・・・・lililinnlilllililnnlilili!lilillili!』

    『lilililinnlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!li
    lililinnlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilillili!』

    『そんな、奇声を発しながらの騒音は、止めていただけませんか!!』

    『狼王が起きてしまうでは、ありませんか。』

    『貴女、どうなっても、知りませんよ。』

    『ちょっと!!! 私の話を聞いているのですか?  そこの貴女?? 』

    『lililil、
    nnlilllililnnlilili!lilililinnl
    illlililnnlilili!lilililinnlilllili
    lnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!li。

    lililinnlilllililnnlilili!lilililin・・・・・
    nlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilililinnlilllililnnlilili!lilillili!』


    「あの・・・妖精さん、次は、その木を切りたいの。 」
    「そこをどいてくださらない? 」

    『あっ・・・ちょっ。貴女、何をするんですかっ!!!』

    『lililili・・・・nniL。innlilllili、lnnlilili!lilililinnlilllilii!lilillili!』

    妖精・李順さんは、夕鈴の手により羽根を掴まれて、
    安全な場所に移されました。

    せっかく、身振り手振りよろしく寸劇まで披露して、
    乙女の心得についてのレクチャーを熱弁したのに、
    夕鈴には、一つも伝わってはいなかったのです。

    なぜならば、彼女には、銀の鈴が震えるような妖精の言葉が理解できませんでした。

    綺麗な鈴の音だけが、彼女には聞こえます。

    そして・・・
    『とおりゃぁぁぁぁぁ・・・』
    また、先ほどと変わらずに作業が続けられました。






    乙女の講義が無駄だったことに気付いた李順さん
    親切心を仇で返され、激怒しました。

    『おのれ~。小娘。』

    『lilililinniL~。innili!』

    真っ赤に点滅しながら、もと来た茨王の眠る寝室へと飛び去っていきました。
    ・・・・・続く

    どんまい☆李順さん。

    す・・・すいません。
    PC書き後の携帯更新で、まさかの途中から消えてました。
    しかも、李順さん寸劇のところを!!!
    一発書きなので・・・今から。復旧工事します。
    読んで不思議に思った方、スミマセンでした。


    一番面倒なぺーじ・・・・の復旧。。。くすん。
    大ショック・・・(>_<)。。。。。やっちまった。今回で何回目?
    どろん。          2012.11.18.さくらぱん

    とりあえず、復旧。なんとか復旧。
    でも、やはり二番茶の味がします。
                       2012.11.19.さくらぱん