花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    完【書庫】『春の嵐』

    2013.02.27.【短編】大人味・黎翔編『春の嵐Ⅰ』※本誌4月号ネタバレ

    2013.03.10.【短編】夕闇・夕鈴編『春の嵐2』

    2013.02.26.春の嵐3 【詩文】もやっと風味『口付けの意味』本誌四月号ネタバレ!

    2013.03.07.春の嵐4 【短編】大人味『緑風』※本誌の先・捏造中
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    【短編】大人味・黎翔編『春の嵐Ⅰ』※本誌4月号ネタバレ

    ※本誌4月号の問題のあのシーン・ネタバレ・がっつり捏造妄想
    コミックス派は、Uターン推奨。

    うぎゃあ・・・・加筆したら、余計ヤバくなった。
    夕鈴は、陛下から、逃げ切れるのかしら?

    黒龍出しました。ってか、黒龍にしか見えないからいいんだもん。
    黎翔の心情捏造・・・・・捕獲数十秒前から。

    歌萌え喫茶合唱・ヤマイさん・蛇足さん・むっちさんの『え?あ.そう?』で作りました。






    ※昨夜、半分書き進めて止めておいたもの。
    いろいろあって、迷走中。気が乗らない・・・・しかたない。
    たぶん、今後加筆しないと思うので、UPします。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    不穏な空気を読み取り、黒龍で駆けつけた大庭園。
    君を叔母上の手から取り戻したくて・・・・
    最愛の君との関係を修繕したくて・・・・

    ーーーーーーーーーーー春の風が花を吹き散らす
    芳しい蜜の香りに紛れ・・・・私の花が見つからない。

    近くにいた者に、問いただすと
    叔母上と舟遊びをしているというーーー

    案内(あない)を断り、池へと黒龍の歩を進める。

    思ったとおり、なんと温室の花の多いことか・・・・
    ーーーーー叔母上も、余計なことをする。

    ただ美しいだけの花など私には、要らぬ。
    私が望むのは、野の花。
    生命力に溢れた優しい花一輪のみだというのに・・・・



    私に気付いた夕鈴が私に駆け寄る
    心底、驚いた様子で、駆け寄る様も愛らしい私の花。

    その傍に、侮れぬ叔母上の妖艶な微笑み。
    ーーーーまさか、夕鈴に何か吹き込んだのか。

    私の預かり知らぬところでのこの状況で、
    夕鈴が肩身の狭い思いをしていたのではないかと思うと、胸が痛い。
    あれほど君に、叔母上と仲良くするなと忠告したというのに・・・・ 
    この状況を作り出した叔母上に、冷たい視線を送る

    同属ゆえの絶対零度の駆け引きに、皆が青ざめるも構うものか。








    《ーーーーー大切に、と   思うものほど  うまくいかない》

    苛立つ心を押し殺して、後宮へ戻ることを勧める私に
    帰らないと反抗する君。

    視線が合ったとたんに視線を反らされる

    何を思い出したのか!?
    真っ赤な顔して、私から顔を背ける君・・・

    ーーーーーーーーー私が思っている以上に君はあのことを気にしてるのか?
    何を誤解しているのか知らないけれど・・・

    君の誤解が何なのかを推し量ることが難しい。
    何ゆえ、私にそんな態度をとるのか?

    君の言葉が苛立つ私に、更なる嵐を巻き起こす

    真っ赤な顔をして、
    「・・・・私は、別に何も気にしていません。」

    ゆうりん、・・・・・怒っているよね?
    ーーーーー本当に君は、嘘がつけない。

    私が、君の窮地を救うためにここに来たというのに
    その対応は、酷いのではないのか?

    積み重なる対応に、私は不機嫌さを隠せない。

    どんなに言葉を重ねても、言葉は平行線を辿るばかりで・・・
    夕鈴にまったく伝わらない、これでは、解決のしようがない。

    頑(かたく)なな君の対応に、私が耐えられない。

    私の心が限界を迎える前に・・・・
    君を連れ去り、この場から離れたい。

    早く手を打たねばならないというのに・・・・


    口論に、周囲のあからさまな好奇な視線に晒される
    あわよくば・・・との浅はかな期待もろともこの場をぶち壊したい。

    この状況を君は、分かっていない。
    私には、君しかいないということを皆に知らしめなければ・・・

    「ーーー先日のことは私にとっても大したことではありませんでしたから」
    もう 覚えてもおりません!」

    ーーねぇ、夕鈴。
    バレバレなんだよ。

    私との口付けを、気にしてる君が
    口付けを、「覚えていない」と言い張る。

    私達の関係は、そんな程度なのか?
    ーーーーーいや、そうじゃないだろう!?

    ーーーねぇ、夕鈴。

    事故とはいえ、私との口付けを覚えていないとは、言わせない。
    「覚えていない」なんて、言い逃げることは、許さない。

    つれない君に、苛立ちが募る

    「己の務めをきちんと果たさせて下さいませ」

    君がそこまで、拒絶するというなら、いいだろう・・・・

    チラリと、見た周囲の綺麗なだけの温室育ちの花々

    あからさまな私の縁談のセッティングに、自然と心が寒くなる。
    求める唯一の花は、私の意に添わないことばかり。

    穏便に、事を収めるつもりだったはずなのに・・・・
    気付けば、口論で・・・
    引き寄せれば、抱きしめられる君との距離で
    君に拒絶される空虚。

    君の言葉が、胸を抉(えぐ)る
    ズキリと痛んで仕方ない。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー限界が近い。

    ーーーーーーいいだろう。覚悟するが良い。

    君が「己の務め」をきちんと果たしたいと願うのだ。

    その願い、私が叶えてやろう
    縁談よけの臨時花嫁としての務めを!!!

    君が覚えていないと言い張るのなら、思い出させてやろう。

    仄暗い考えが頭を擡(もた)げる
    君を嵐の奔流に飲み込みたくなる

    黎翔の心は、千々に乱れる
    君に翻弄されて、ついには理性など欠片も無い。

    凶悪な気分が、冷たく声に現われた。


    『・・・・勤めを果たすか・・・・』


    夕鈴の華奢な肩がビクリと震えた。
    見た目にも分かるほど、強張る君の身体。

    ーーーーさぁ、どうする夕鈴。
    君の願いが、己の務めを追い求めるなら

    ーーーーーー己の務めを果たし、我が意に応えよ。
     

    黎翔の紅い瞳に燃え立つ焔が灯る。
    見つめる先は、心砕くも・・・つれない我が花嫁。

    無防備な背中を晒し、私に背を向ける夕鈴は、それを知らない。

    私を拒絶することは、許さない。
    ーーーーー私との口付けを忘れることは、許さない。

    ーーーー事故だったとしても、あの口付けを忘れさせやしない。
    無かったことになんてしてやらない。
    ーーーーーー君は気にするほど・・・・本当は、覚えているくせに。

    『よかろう。』

    そっぽを向く夕鈴の頭(こうべ)を捕らえて、私へと引き寄せた。
    あっさりと引き寄せられて夕鈴の身体が傾ぐ、

    反転する夕鈴の身体 。
    艶やかな金茶の髪が私に絡みつく
    甘やかな君の香りが、私の最後の理性を奪う。
    そのまま頤(おとがい)を捕らえて、甘く柔らかな唇を塞いだ・・・・

    驚いたはしばみ色の大きな瞳が、信じられないと更に大きくなった。
     
    無防備すぎるよ。夕鈴。
    君との二度目の口付け。

    深く口付けて、柔らかな花弁の奥の蜜を味わう・・・・
    愛しくて味わいたくて堪らなかった私の花。 
    一度目は、事故。二度目は、故意。
    私が、欲しいと思う蜜は、ただ一つ、この甘美な王の花のみ。

    名残惜しい君の柔らかな花弁の唇・・・
    もっと、もっとと・・・・花を欲しがる私の心と身体
    私の気が済むまで満足し、味わいたいと願うのは、君のくれる甘い蜜だけ・・・

    僕の温もりを覚えた唇をゆっくりと離す。
     
    茫然自失の君は、
    目を廻しながらも、気絶せずに口付けに耐えた。
    その顔は、林檎よりも赤くて・・・・

    『これで、許す』

    夕鈴、私を本気にさせた罪は重い。
    君が、あの事故を無かったことにしたいのは、分かっている・・・・
    無かったことになど、出来ない。

    君の唇は、忘れられない。
    ーー待ち望んだ甘美な口付けーー
     
    忘れられぬ口付けを重ねればいいだけのこと。
    私の意志で君に口付けすれば良いのだろう?
    いったい、何に不満があるの?

    ここまできたら、止まらない。
    決意したこと。
    ・・・・・・もう、君を逃がさないよ。・・・・・

    公衆の面前で、君の柔らかな唇に、記憶を刻む。 
    私の寵愛は、唯一この花のみと・・・・・。

    見せ付ける・・・・・・どこまでも甘く激しい甘美な口付け・・・・・

    僕の気持ちは、君に伝わったのか?
    うるさい周囲も、大人しくなった。

    だけど・・・・私は、まだ足りない。

    こうなったら 口付けだけじゃ、満足できない。
    その先をもっと知りたくなる。
     
    君に、意味深な微笑み。
    飢えた瞳で、彼女を見つめた。

    だから    ねぇ。
    夕鈴ーーー覚悟して!?

    ーーーー君の秘密を教えてよ。

    どこまでイッても止まらない
    理性が もう そろそろ限界



                ・・・・・・・・・・・・・あぁもうダメ・・・・・





    ーーーーーーーー夕鈴、君が欲しい。









    続く 続きを読む

    【短編】夕闇・夕鈴編『春の嵐Ⅱ』






    煌びやかな大庭園のキラキラピクニックを終えて、後宮に戻ったものの…
    自室に居ても夕鈴は、落ち着かなかった。
    何をしていても、夕鈴は日中のアレを思い出してしまう。

    既に、同行した夕鈴付きの侍女から、居残りの侍女にアノことは、知れ渡っているようだった。
    身悶える夕鈴を見て見ぬふりをしてくれていた。
    それだけに、知られていることが、よけいに恥ずかしかった。

    彼女達は、仕える妃への陛下の深い寵愛を改めて知り、嬉しいのだった…

    夕鈴が、顔を赤らめても、妃らしくない挙動不審だったとしても
    微笑ましく思い、微笑みを浮かべて夕鈴を見守る。


    夕方になり、陛下の使いが来た。


    〔・・・夕鈴様、陛下から使いが来ております。〕

    「ぐっ・・ごほほっっっごほっ・・・」

    夕食後、お茶を飲んでいた夕鈴は、侍女から伝言をうけた。

    陛下の単語に、過剰反応した夕鈴が、お茶でむせる。

    〔お妃様!!大丈夫でございますか?〕

    慌てた侍女が、夕鈴に駆け寄るも、それをなんとか手で制した。

    「・・・・・大丈夫です。陛下の使いは、なんと!?」

    〔今夜は、政務が忙しく、訪なうことができないとのこと・・・〕

    〔これを・・・・〕

    侍女は、夕鈴に綺羅の料紙の手紙と淡い薄紅色の花枝を渡した。

    夕鈴が、震える指先で料紙を開けると

    几帳面でありながら、伸びやかな陛下の字が・・・・

    そこには、

    《今夜は君に逢えない。
     夕鈴、私は謝るつもりは無い。口付けの意味を考えよ.》

    (・・・・・口付けの意味!?)

    手紙を読み、頬を染める夕鈴に、侍女が気を利かせて話しかける。

    〔お妃様も、陛下にお返事をいかがでしょう?〕

    〔とても、お喜びになると思います。私がお届けいたします。〕

    〔お妃様の素直なお気持ちを、手紙に綴られたらいかがですか? 〕

    手紙を手にした夕鈴は、侍女を見る

    高揚して、期待に満ちた眼差しの侍女は、陛下からの恋文と思っているに違いない。

    その眼差しに逆らえず、夕鈴は筆を取る

    (・・・・・とはいえ、何を書けというの?)

    陛下への手紙。

    考えるのは、日中の口付け・・・・浮かんだだけで、顔が熱い。

    陛下の手紙が頭に残る・・・

    《口付けの意味を考えよ・・・・》

    ようやく書けた陛下への手紙は

    《お仕事が終わりましたら、美味しいお茶をお入れいたします。お待ちしていますね。夕鈴。》

    その手紙を侍女に渡して、陛下からの手紙をもう一度見る

    《夕鈴、私は謝るつもりは無い。口付けの意味を考えよ。》

    何度も・・・何度も・・・読み直す夕鈴。

    夕闇が、夜空に溶けて一番星が輝いていた。

    考えれば、考えるほどに、夕鈴は、惑う・・・・・。

    口付けの意味など、分かるはずも無く、陛下との口付けに、身が焦がれる・・・

    公衆の面前での口付けは、思い出すだけで恥ずかしくて・・・・

    夕鈴は、陛下のことで頭がいっぱいだった。







    続く


    2013.03.10.

    春の嵐Ⅲ【詩文】もやっと風味『口付けの意味』本誌四月号ネタバレ!

    ※今月号のネタバレその後の詩文とイラストになります。大人風味かなぁ? 今朝、メッセ頂いた某さんにお送りしました。
    イラストは、一見ちょっと、もゃっ・・・とします。だけど、健全です。湯殿だから←
    それでもよければ、どぞ。







    奪われた唇
    突然の口付けに翻弄される

    私の淡い初恋が
    極彩色の恋に変わる

    消せない貴方の温もりが
    夜を越しても唇に残る。

    視線が合わせられない
    陛下との気まずい時間だけが過ぎていった



     IMG_0338.jpg   IMG_0341.jpg



    続きを望む私の唇
    あの事故は忘れたはずなのに
    今更重ねる口付けに
    貴方のぬくもりが鮮やかに蘇り
    私を惑わせる

    どうして貴方は、口付けしたの?
    私は、貴方の口付けを忘れるつもりだったのに
    どうして、また思い出させるの?

    私には分からない。
    ・・・・・二度目の口付けの意味を考える。

    思い出すだけで、胸が高鳴り顔が火照りだす。

    跳ね上がる心臓。
    潤みだす瞳。

    静まれ…!
    治まれ…!
    にじみ出した視界に、貴方の姿。
    狂おしいほどの灼熱の視線が、身を焦がす

    問いただしたい貴方の真意。
    だけど、知りたくない貴方の本心。

    揺れる乙女心は複雑で…行ったり来たりで振り子のように揺れ動く…

    平穏と言えない眠れぬ夜。

    星を数えて、夜を越す。
    私の唇が、覚えてる
    貴方のぬくもり

    星は夜空を駆け 月は巡る
    少しづつ深まる夜の帳
    影を探して 私は身悶える

    貴方を想いながら・・・
     




    続く






    夕鈴、湯殿で思い出して、身悶えするといいwwwww


    2013年
    02月26日
    09:57 続きを読む

    【短編】大人味『春の嵐Ⅳ・緑風』※本誌の先・捏造中。

    『私から…逃げることは、許さぬ。』

    はしばみ色の瞳を紅い双眼が射抜いた。

    ジワリと涙のにじむ綺麗なはしばみ色の瞳に、恐ろしい顔をした自分の顔を見つける

    一歩、黎翔が歩みを進めると、一歩夕鈴は後退する。

    なかなか距離が縮まらないことに苛立つ黎翔。

    『…夕鈴。何故、逃げる!?』

    硬質な堅い声…
    逃げ惑う夕鈴の手首を掴んだ。

    華奢な手首は、あっけなく黎翔の
    手に収まる。

    「…陛下、その手を離して下さい。」

    真っ赤な顔の夕鈴は、気がつかない。

    その行動が、その表情が、その身体の震えが…どんなに私の心をかき乱すのかということを…

    『夕鈴、私から逃げることは、許さぬ。』
    はしばみ色の大きな瞳が、びっくりして私を見つめる。
    『君をもう手離せない。』

    『もう、下町に行くことも許さぬ。』

    『諦めるがよい。』

    『私から、逃げることは出来ぬ。』

    「…陛下っ」

    『そなたは、ここで私と共に過ごすのだ。』

    『夕鈴、その瞳に私以外の者を映すことはもう無い』

    『君に触れていいのは、この私だけ…』

    『白陽国の国王、珀黎翔ただ一人。』

    『君は…唯一無二の王の花なのだから…』

    「陛か…ンっ!」

    陛下の唇に奪われた、三度目の口付け…。

    その荒々しさに、涙が零れ落ちる。

    一度目は、事故。
    二度目は、故意。
    三度目は、…!?

    人払いされた夕飯の自室。

    誰も来ない捕らわれの檻。

    湿り気を帯びた密やかな音とくぐもる零れ落ちる吐息

    時折、絹擦れのする静寂の時間。

    狼に捕らわれた兎妃は、我慢の限界を超えた黎翔に甘く咀嚼される。

    甘美な声を静かな夜の帳に溶かして…



    2013年
    03月06日
    21:41 続きを読む