花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【詩文】神話パラレル『アフロディテ』

    明るい海面へと
    立ちのぼり行く泡

    静寂(せいじゃく)のオーシャンブルーに
    銀色の輝き

    揺らめく金色の髪は、
    水中花のごとくで…
    銀の泡を身に纏い
    水中を浮上する女神

    はしばみ色の瞳は、
    はるか外の世界を夢見る

    ・・・青い空
    ・・・白い雲
    ・・・風の調べ
    ・・・海の凪ぎ
    ・・・太陽のぬくもり

    海中でたなびく薄衣は、
    華奢で豪華な姿態にまとわりつき
    産まれたばかりの身体を隠す

    伸びやかな白い四肢で水を掻く
    うねる海水は
    彼女の細く長い指先をすり抜けて
    もとの海へと帰る

    青い海中に白い真珠色した肌が輝く
    ほんのりと紅をさしたような
    薔薇色の頬  薔薇色の唇

    突然、海中へと金色の泡
    優しく差し伸べられた腕
    にっこりと、微笑む女神

    差し伸べられた腕を
    女神は、そっとその手を取る。

    全能神ゼウスの黄金。
    漆黒の髪。
    全てを見通し、支配する紅い瞳

    片手に雷を持ち
    片手に愛を抱きしめる

    力強い腕で、
    女神を海中から引き上げる

    拮抗し反発し、惹かれあう

    交錯する瞳

    攫われる女神の腰
    囚われる全能の神に・・・





    ちんまり・・・ゼウスって浮気症なんだよね。黎翔って気がしない。
    やっぱり、別だったかなぁ・・・
    アポロンは、金髪金目だし・・・
    やっぱり一途な冥府の王でしたか?
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    【詩文】【月白(げっぱく)の逢瀬】



    金砂・銀砂が輝く
    金剛石・碧玉・紅玉が夜に煌めく

    夜を支配する女神の 豪奢な漆黒の衣
    静寂(せいじゃく)の星空

    月白(げっぱく)の月光が
    地上の夜に降りそそぐ

    ほの白く輝く
    熱の無い静かな光





    地上の僕は
    女神の衣に身を隠し
    僕の女神の許へと
    影を渡る


    優しく降り注ぐ  月の光りを
    心静かに 受け止める

    研ぎ澄まされる気持ち

    冴えた空気に
    気持ちまで 研ぎ澄まされる

    逢いたい気持ちは、そのままに
    愛しいきもちは 溢れ行く
    募る想いは  冴えた星空ゆえなのか?

    君に逢いに夜を渡る
    地上の女神は、僕の側に・・・


    2012年
    12月01日
    00:17 続きを読む

    【詩文】『孤高の狼王』 ※天沢さん贈答品

    凍りついた大地を駆け抜ける一つの青い影

    灰色の雲は、重く垂れ込めて
    北の大地に純白の結晶華を降り積もらせる

    白い凍原に、吹きすさぶ氷のつぶて
    肌切れるほどの吹雪にもかかわらず
    それをものともせずに一陣の風になる孤高の狼王

    雪狼が頭(こうべ)を擡(もた)げ
    大地の白い顎(あぎと)が孤高の狼王を飲み込もうと待ち構える
    勇気と理想を掲げ、立ち塞がるものに剣をふるう。

    先の見えない凍りついた大地に、狼王の足跡が残る
    真新しい雪原に、迷いの無い一本の道筋
    孤高の狼王は、自らの創世の物語を紡ぐ


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    【短編】『初夢』※大切な友達風

    ・・・・夢を見た

    僕は、黒くて鋭い牙を持つ狼で・・・

    君は、僕の大切な白くて可愛い兎だった。

    柔らかな色の花が咲く草原で、僕らは暮らしていた。

    僕らは《大切な友達》という関係だった。

    君は、《大切な友達》という意識だったけど

    僕は、違ってた。

    君は、、《大切な友達》じゃなくて、僕の《恋する人》だった。

    そう狼の僕は、兎の君に恋していた。

    そんな奇妙な関係だった。

    兎の君は、弱いはずなのに時々僕を助けてくれた。

    それは、道案内だったり・・・・

    同じ狼の群れから僕を守ったり・・・・

    無茶ばかりする無鉄砲な兎で、その思いはとても純粋で眩しかった。

    そんな君に僕は、恋していた。

    だけど、僕の心は、君に対して千切れんばかりに乱された。

    心に反して、本能が《君をご馳走と認識》して、攻め立てる

    『・・・・・美味しそう・・・・』

    ・・・・・いい香りが僕を惑わす

    ・・・・・長い耳が僕を手招く

    ・・・・・その柔らかな身体を蹂躙して、思いっきり牙をたてたい。

    狼の僕は、いつも苦悩する。

    牙を出そうとするたびに

    絶対の信頼がこもるはしばみ色したつぶらな瞳で無邪気な笑顔で笑うんだ。

    そして、いつも無意識に僕の牙から、するりと逃げ出す。

    おかげで僕は、いつもお腹がぺこぺこ。

    一番食べたいのは、君なのに《恋する人》では食べられない。

    君の、《大切な友達》のイメージを壊したくない。

    狼の僕は、苦悩する。

    狼だから、兎を食べることは正当なのに・・・。

    僕は、君を食ベラレナイ。

    とても幸せだけど、すごく苦しい夢・・・・・

    目覚めて、寝台にいる人間の僕がいた。

    だけど、まだ狼の僕の気分だった。

    するりと寝台から抜け出して、足早に部屋を出る。

    愛しい君の姿を確かめに・・・・・

    結局、夢の続きを僕は知らない。

    狼の僕と兎の君がどうなったのかを・・・・

    結局、《大切な友達》のままだったのかな?

    それとも、《ご馳走》を僕は食べたのかな?

    夢の続きは夢のままで・・・

    目覚めた僕は、夢に惑う。




    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    更新委員会、一月のお題『初○○』、記念日『初夢の日』昇華。

    【短編】『雨の逢瀬』 ※七夕企画




    天の神々の涙が
    逢瀬の時を
    遮る
    一年に一度の七夕の夜

    神々との約束に
    翻弄される私・・・

    川岸に駆け寄り
    視線は
    はるかはるか遠い対岸
    離れ離れの大好きな人

    このままお会いできぬなら
    逢瀬の時が一年伸びるだけ
    私は、そのまま あなたを待ちましょう

    この身に過ぎた幸せは、たった一晩だけの逢瀬と別離


    嗚呼
    愛しいあなたは、いずこへ・・・


    天のカササギ゛が橋ヲ掛けるまで待てない
    心は愛しいあなたのそばに・・・・・・解き放つ










    私と同じ気持ちで

    一晩だけの逢瀬を楽しみにしている

    愛しい 愛しい 恋人。


    きっと、神々の気まぐれに

    今日の会えぬ悲しみに耐えながら

    対岸にてくず折れて

    泣いているのではないだろうか?

    一年待ってくれた可愛い人を

    また一年も

    待たせるわけには、いかない。


    嗚呼
    愛しいあなたが、待つ対岸へ・・・


    天のカササギ゛が橋ヲ掛けるまで待てない

    この激流を乗り越えて

    今すぐ、あなたのもとへ逢いに行こう



    2012年
    07月07日
    04:22 続きを読む

    【詩文】『パラレルメルヘン』 ・・・・はじめに

    こちらは、パラレル・メルヘン設定・詩文を収めた書庫室です。
    続ける余地のある終わり方をしています。不定期更新。


     【詩文・パラレルメルヘン】 

    【替え歌】黒『子ぎつねこんこん』狼陛下関係無し

    【詩文】【月白(げっぱく)の逢瀬】

    【映画・ホビットの冒険】
    【詩文】『孤高の狼王』 ※天沢さんへの贈答品
    【ギリシャ神話】
    【詩文】神話パラレル『アフロディテ』
    【千夜一夜・アラビアンナイト】
    【あお祭り】詩文『青石の砂時計ーせいせきのすなどけいー』

    【短編】『パラレル・メルヘン』 ・・・・はじめに

    こちらは、パラレル・メルヘン設定・詩文・短編を収めた書庫室です。
    続ける余地のある終わり方をしています。不定期更新。


     【短編パラレルメルヘン】 

    【七夕企画】2012.07.07.
    【短編】『雨の逢瀬』 ※七夕企画

    【短編】『初夢』※大切な友達風