花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【書庫】恋蓮華ーこいれんげー

    ※花の四阿・20000hit記念作品

    ◆高月慧ネンさんのCreuzの3次SSです。
    設定の使用 許可を頂いて書いています。
    トップ・アイドル黎翔さんと夕鈴のソロライブの夜。 


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    【3次SS】恋蓮華 ーこいれんげー 1

    午後21時を知らせるアラーム音が、鳴り響く。
    恋人の訪れる時間を知らせるその音で私は、部屋の灯りを消した。

    静かなホテルの一室に一人。

    夕鈴は、ドキドキと高鳴る胸の鼓動を押さえて
    少しでも、気持ちを落ち着けるために部屋の窓を開け放した。

    見上げれば、美しい月。

    ホテルの最上階、眺めのよい部屋だった。

    海辺に面した部屋は、月を映した海が綺麗に望めた。
    夕鈴一人では、広すぎるロイヤルスイートルーム。

    月明かりだけに、照らされたその部屋は、静寂に満ちて
    豪華すぎるしつらえに、気後れした。

    その部屋は、恋人の黎翔さんが、夕鈴の為に用意した最高級の部屋。

    夕鈴は、そのまま景色を楽しむべく、明るい窓辺に腰を下ろした。







    浜辺には、騒がしい人々。

    ホテルに併設された、人工のラグーンビーチ。
    先ほどまで、そこではアーティストRayの野外ライブをやっていた。

    特設のステージでは、小さな点滅するオレンジ色のライト。
    ライブの熱気の名残を眼下に望めた。

    ライブの名残なのか、ホテル近くの浜辺には沢山の人々がいまだ残っている。

    潮風が、夕鈴の白いサマードレスだけのむき出しの肩を冷やす。

    いまだに、コンサートの興奮醒めやらぬ
    夕鈴のRayのライブにほろ酔いの熱い肌には、
    冷たくて心地良い潮風は、火照りを鎮めるのに最適だった。

    ふるり…と肩を震わせて、一人身体を抱き締める。
    はしばみ色の瞳が、部屋の時計を見た。


    午後21時10分。
    黎翔さんの約束の時間は、午後21時15分。
    ……あと5分。

    夕鈴は、先程のライブの光景をまざまざ思い出していた。
    Rayのライブ……恋人である黎翔さんの始めてのソロライブ。


    ………………

    ………………………………

    アメジストの夕闇が迫る
    人工のビーチに特設されたライブ会場。

    コンサートを待ちわびるファンの人々の声が、カウントダウンを告げる。

     『「……3、2、1。 」』

    唱和するカウントダウンの声。

     『「きゃああぁぁぁぁーー 」』

    ドゥドゥゥオォォォォーーーーーーーーーン!!

    カウントダウン0と共に、始まったRayのソロライブ…

    Rayファンの悲鳴のような嬌声を掻き消すような…
    夕闇のアメジストの空に、始まりを告げる幾つもの赤い花火が、
    バックステージから撃ち上がる。

    夕闇を焦がすRayの瞳の色。






    女の子達の黄色い嬌声と花火の轟音と共に、パンチの利いたかき鳴らされるギターのベース音とRayの甘い歌声。

      
    《夜空を焦がす…… 流星群 ☆流れ星》

    《君だけに見せたくて ……》

    《君の手を取り、僕は駆け出した ……》  

    虹色の眩しいスポットライトを浴びて…愛しいRayが現れた。
    再び、会場から女の子たちの悲鳴にも似たつんざくような黄色い嬌声!

    ビーチサイドに併設された特設会場なので、殆どのファンの女の子がカラフルな可愛い水着を着て、コンサート会場に来ていた。

    私も、スタッフに特別に混じり最前列でRayの歌声を聴く。
    Rayの好きな白いビキニの水着姿で…

    夕鈴の目の前で、虹色のスポットライトを浴びて歌う恋人は、
    スポットライトよりも眩しいアーティストRayという
    耀くトップアイドルの光を内側から放っていた。


    ・・・・続く

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    【3次SS】恋蓮華 ーこいれんげー 2

    ◆爆発させて、スッキリしたーーーい!!!そんなわがままから出来たSS。
    お遊びのお遊びのUPを許可してくれた慧ネンさんありがとうございます。
    ◆高月慧ネンさんのCreuzの3次SSです。
    トップ・アイドル黎翔さんと夕鈴のソロライブの夜。続きをお楽しみください。
     
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    ミストのシャワーが、Rayを包む。
    スポットライトを受けて、はじける七色のプリズム。

    ライブが進むにつれて、会場全体が熱狂の渦となる。

    ライブ独特の波に乗り
    気持ちよさげに、歌に酔いしれ
    伸びやかに歌い上げるRay。


    一曲、一曲を歌い終わるたびに
    会場のファンと一体化した熱い盛り上がりをみせていた。

    初めてのRayの単独ライブ。
    初日の今日は、特別なプログラムで……

    ライブ会場にひっそりと呼んだ、
    Rayこと黎翔の恋人、
    夕鈴に捧げるlove songの新曲の披露が組み込まれていた。

    夕鈴には、もちろん内緒のプレゼント。
    ファンもRayの新曲の披露に喜んだ。

    メロディアスなピアノに乗せて、Rayの甘い歌声が囁き歌う。

    舞台の上から、ただ真っ直ぐに夕鈴だけを見つめるRay。



    《君に出逢う為に 僕は生まれてきたんだ。》

    《君を笑顔にする為 僕はいるんだ。》

    《君を愛する為 僕達は出会ったんだ》

    《君が好きだよ…》

    《君が好きなのは運命なんかじゃない》

    《運命なんて簡単に呼べない》

    《引き寄せられた 僕の片割れの魂》


    ワンフレーズ歌うたびに、 手首の黒いリストバンドに、
    愛おしげに口付けるRay。 

    《今……夜空に《恋蓮華ーこいれんげー》の華が咲くーーー♪》 

     シュ……バババババァァァーーーーーーーン!!!

    ラストのフレーズを歌い上げた瞬間、
    再び、バックステージから幾つもの花火が打ち上げられた。

    夜空に満開の蓮華のような鮮やかなピンクの花火が打ちあがる。

    まるで夜空一面に、艶やかで鮮やかなピンクの蓮華の花畑……


    ライブの最後のクライマックスで、
    盛り上げた歌は、夕鈴への愛のメッセージ。

    Rayは、ミストのシャワーで貼り付いた、黒のタンクで艶やかに。
    濡れそぼる黒髪や睫毛に、煌めく透明な雫を纏い、
    この曲だけは、切なげな赤い瞳でただ一点、恋人である夕鈴を見つめ続けて歌い上げた。

    Rayの熱く甘く震えるような切ない恋のバラードは、
    その姿も、その歌も、ファンの心をときめかした。


    ライブ中、ずっとRayが肌身離さず身につけて
    口付けていた黒のリストバンド。

    濃いめのピンクで《Ray》と刺繍されたそれは、
    夕鈴が刺繍してプレゼントしたもの。

    初めてのRayのソロライブが、成功しますように…
    一針一針に願いを込めて、夕鈴が手作りしたものだった。

    まさか、こんな使い方をされるなんて・・・・

    夕鈴は、Rayがリストバンドに口付けるたびに
    顔をりんごのように真っ赤に染めるのだった。

    ・・・続く





    【3次SS】恋蓮華 ーこいれんげー 3

    ◆アイドル黎翔さんと夕鈴
    ◆甘々は、まだ遠い・・・
    ◆小犬黎翔さんは夕鈴に怒られています。躾しなきゃね。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★


    きっかり、21時15分。
    恋人と会う約束の時間に、夕鈴の部屋を控えめにノックする人の気配。

    夕鈴は、ドアに付いた覗き穴から、扉の外の人物を確かめる。

    パーカーを目深に被ったサングラスの若い男。
    立てたパーカーの襟を持つその腕には、見覚えのある黒いリストバンド。

    ……Rayだった。

    慌てて夕鈴は、部屋にRayを招き入れる。
    扉から、滑り込むかのようにRayが部屋に入ってきた。


    念のため、夕鈴が廊下の様子を、サッと窺うと廊下には誰も居ない。
    どうやら誰にも見られず、Rayと気付かれずに
    彼は、ここまで来れたらしい。

    夕鈴は、ホッとして部屋の扉を閉めた。
    念のために、カチャリ…と扉の掛け金を掛ける。

    『…夕鈴、会いたかった。』

    パーカーの帽子を跳ね上げて、サングラスを取って優しく微笑むRay。

    夕鈴の目の前にいたのは、すでにアーティストRayではなかった。
    そこに居たのは、彼女の恋人である優しい黎翔さん。

    切り替えの上手な恋人に、夕鈴はいつも驚かされる。

    アーティストRayと人間味溢れる優しい恋人、黎翔という人物を
    なんて上手に切り替えるのだろうか…

    先程のライブでは、とうてい手が届かないと思える人が、
    今は触れ合える距離にいる不思議さ。

    夕鈴は自分が何故、黎翔さんの恋人になれたのか不思議だった。

    彼女がいくら聞いても、いつも優しく微笑むだけ。
    夕鈴が、夕鈴だったから、僕は恋に落ちたんだ。
    まるごと全部の君が好きだよ…

    彼女の問いに、答えになっているようで答えになってない回答をする黎翔さん。
    そのまま優しいkissと笑顔でいつもはぐらかされてしまう。

    夕鈴の大切な恋人。



    「お疲れ様でした、黎翔さん。」
    ようやく逢えた忙しい恋人に、心からのいたわりの言葉で微笑む夕鈴。

    ようやく会えた嬉しさを隠さない黎翔さんは、
    まるで小犬のように喜んでいて…
    なんだか幻の尻尾が見えるよう
    もしも彼に尻尾があったら、絶対いま、高速で振られている気がした。

    そんな彼の様子に、ついつい夕鈴はクスリ …と微笑んでいた。

    『ゆうりんっ』

    黎翔さんの大きな両腕が、夕鈴に伸ばされる。
    彼に、抱き締められそうになって…
    彼女は、ようやくそこで気がついた。

    彼の前髪から滴る雫に。
    黎翔さんは、Rayのライブの衣装のままだった。

    「ちょっ・・」

    「なにやってるんですか!黎翔さん!!!」

    「全身ずぶ濡れのままじゃないですか!」

    「プロ意識が足りません!」

    「身体を冷やしちゃダメでしょ!?」

    「風邪をひいちゃいますよ!!!」



    『夕鈴、怒らないで…』

    『君に逢いたくてライブが終った後、まっすぐに来たんだ』

    『バスルームを貸してよ。』

    『着替えもちゃんと持って来た。』

    『夕鈴にお願いがあるんだけど』

    『ルームサービスの手配をしているんだ。』

    『夕鈴、僕がバスルームを使っている間に、悪いけど受け取っていてくれるかな。』

    『何も食べてないからお腹ぺこぺこだ。』

    『夕鈴も、夕食まだだよね。一緒に食べよう。』

    黎翔さんはそう言うと、怒られたと苦笑しながらバスルームに消えた。
    …と思ったら、顔だけ出した。

    『ルームサービスがくるまで、部屋の灯りは点けてていいよ。』

    『足元が危ないからね。』

    あっという間にバスルームに消えた恋人に
    夕鈴は、しょうがないなぁ…と、苦笑しながら部屋の明かりを再び点けるのだった。

    ・・・続く


    2013年
    07月03日
    14:17

    【3次SS】恋蓮華 ーこいれんげー 4

    ◆アーティスト黎翔さんと夕鈴
    ◆ちょっぴり甘々
    ◆小犬黎翔さんは食前酒を味わっております。

    2013.07.10.麻杉慎様から、黎翔さん(Ray)と夕鈴の素敵なイラストを頂きました。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★



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    【3次SS】恋蓮華 ーこいれんげー 5

    ◆アーティスト黎翔さんと夕鈴
    ◆ちょっぴり甘々
    ◆小犬黎翔さんはとある計画を実行中。

    【3次SS】現代パラレル『恋蓮華ーこいれんげー』

    誰も待ってはいないとおもうけど、お話半端じゃダメですよね。
    自己満足だけで続けます。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★


    黎翔さんは、運ばれてきたばかりの料理をトレイごと、隣の寝室へと持ち込んだ。

    『夕鈴、悪いけど…グラスと飲み物を、こっちに持って来てくれる?』

    「黎翔さん、寝室でディナーを食べるんですか?」

    『ん…ちょっとね☆君を驚かせたいんだ。』

    瞳を輝かせて、黎翔さんは笑った。
    こういう時の黎翔さんは、何か楽しいことを考えている時の顔だった。
    なんだか夕鈴までドキドキ…そわそわしだす。

    「寝室で…ですか?」

    そのまま夕鈴はグラスを片手に、黎翔さんの後ろをついていく。
    黎翔さんに素直について来て、寝室に入ったのはいいものの…大きな天蓋つきのベッドが目に入り、夕鈴は、寝室の入り口で立ちすくんでしまった。

    戸惑いを隠せないハシバミ色の大きな瞳は、黎翔さんが隠していることへの期待と不安で大きく揺れ動く。

    恋人の行動がわからない。
    ……意味があっての行動とは、思うのだけど…………。

    『夕鈴、そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。君と食事を取りたいだけだ。…………何もしないから。』

    入り口で、固まってしまった夕鈴を見て 黎翔さんは、クスリ……と笑った。

    彼女の心が全て手に取るように分かってしまう。
    今時、珍しいほどの嘘のつけない表情豊かな僕の彼女

    黎翔は、そんな彼女をかわいいなと思いつつ、
    迷い無い足取りで自分の計画を実行する。






    黎翔さんは、寝室のテーブルに、トレイごと料理を置くと、ベッドサイドのリモコンに手を伸ばした。

    窓の縦型ブラインドの自動開閉用のリモコンだった。

    黎翔さんが、窓に向けて使うと音もなく中央から少しづつ左右にブラインドがゆっくり開かれていく。
    ブラインドに隠されていた、天井から床まで嵌め殺した大きな大きなガラス窓が現われた。

    最上階の角部屋であるロイヤル・スイートの部屋らしい豪華な造り
    角部屋である利点を活かした、巨大なパノラマウィンドウの壁面。

    大きな一枚ガラスに、鏡効果で明るい部屋が映し出された
    全てのブラインドが全開した窓には、寝室の様子と二人がハッキリと映っていた。

    黎翔さんは、再びトレイを持ち上げると、巨大な窓辺を望める中央の床にトレイを置いた。そのまま…黎翔さんも床に座る。

    『夕鈴、ここに来て……。』

    手招きして夕鈴を待つ黎翔さん。

    どうやら、本気で寝室の床で食べる気らしい。
    おずおずと近づいて、夕鈴も黎翔さんの隣に座った。

    夕鈴の持って来たグラスと飲み物は、黎翔さんのトレイの片隅にそっと置いた。
    黎翔さんは夕鈴が座ったのを確認するとリモコンで部屋の灯りを全て消した。

    途端に、まるで外にいるかのような、夜のパノラマ。
    穏やかな海面を照らす月明かり…… 。
    影絵のみたいな…… ロマンティクな景色が夕鈴の目の前に広がる。
    まるで夢物語に迷い込んだように美しい。

    …………っ。

    …その光景の素晴らしさに、夕鈴は息を飲んだ。
    スクリーンに映し出されたような夢のような穏やかで美しい景色。
    美しすぎて夕鈴は、言葉も出ない。

    『……夕鈴、隣もいいけど。
    もっとこっちにおいでよ。』

    そういうと黎翔さんは夕鈴をさらに引き寄せて、自分の胸の中に夕鈴を抱きしめなおした。

    柔らかな感触とともに、温かなぬくもりが黎翔さんの腕の中に収まる。

    愛しい彼女は、夢見るようなハシバミ色の瞳を潤ませて、心奪われたかのように、景色に魅入っていた。

    黎翔は、そんな彼女を見て満足そうに微笑むと、ポケットからスマホを取り出して、何処かに電話をかけた。

    『Reyです。…始めてください。』

    その声を聞き夕鈴は、黎翔さんに振り向いた。
    だが、すでに会話が終わってしまったようで …黎翔さんは、スマホを片付けていた。

    「…黎翔さん?」

    『夕鈴、海を見て! 今から、素敵なコトが始まるよ!!』

    海面に小さな灯りが灯ったと思ったら、なにやら船がものすごいスピードで、海面を横切っていく。

     バァァーーーーーーンっ!バン!バンっ! 

    海面を彩る大きな水中花火。
    半円形の丸い花が凪いだ夜の海に咲き競う。

    このホテル自慢の人工のラグーンビーチ。
    外海にせり出す。波消しのブロックのある灯台あたりでも、
    幾つものオレンジの閃光。
    と同時に撃ちあがる光りの軌跡。

    しゅるしゅるしゅる…………

    間髪いれずに夕鈴の目線の先に、夜空に鮮やかなスターマインが上がった。
    窓ガラス越しでも、身体のシビレを体感できる花火の轟音。

     ドォォォーーーーーーーーンっ!バン!バンっ! 



    突然、予期していなかった花火に驚く夕鈴。
    次々と撃ちあがり鮮やかに花咲く色とりどりの夜空の大輪に、夕鈴は興奮を隠せない。

    「……黎翔さん。コレって、いったい?」

    振り向いたハシバミ色の瞳が映し出したのは、花火に照らされて、優しく微笑む恋人の姿。

    それは夕鈴が、見惚れる程の蕩けるような甘い笑顔で 、とてもとても嬉しそうな恋人の姿。

    『綺麗でしょう?』

    『ホテルの支配人の粋な計らいで、
    僕のタイミングで花火を打ち上げてくれる約束をしてたんだ。』

    『さっきの電話は、開始の合図。』

    『せっかく君と二人っきりになれたんだ。』

    『これくらい特別なことしても、いいんじゃない?』

    黎翔さんは、いたずらが成功した子供のように無邪気に笑った。
    夕鈴の視界から、花火の景色が一瞬消えた。

    代わりに夕鈴の唇に、再びの甘いKIss。
    夕鈴の瞼の裏に、夜空の花が次々と花開いていった。

    ・・・続く




    2013年
    07月08日
    07:51

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    【3次SS】恋蓮華 ーこいれんげー 6

    ◆アーティスト黎翔さんと夕鈴
    ◆甘ったるいです。
    ◆プライベートRayの甘い生ライブ。


    お待たせしました。
    続きです。
    恋蓮華、さっぱり終る気がしないです。


    2013.07.13.麻杉慎様から、黎翔さん(Ray)と夕鈴の素敵なイラストを頂きました。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★


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    完【3次SS】恋蓮華 ーこいれんげー 7

    ◆アーティスト黎翔さんと夕鈴
    ◆黎翔さんいじわるです。
    ◆転がって大人風味です。
    ◆後半、雰囲気だけで意味不明です。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★



    『…夕鈴。』

    『蓮華草の花言葉って知ってる?』

    黎翔さんが、夕鈴に聞く

    「……?」

    「知りません。
    なんですか?」

    『 蓮華の花言葉は《私の幸福》と言うんだ。』

    『君は、《私の幸福》なんだ。』

    『その気持ちを曲に込めた… 』

    『少しでも、君に僕の気持ちが伝わってくれていたら嬉しい。』

    「私も幸福です。……黎翔さんに愛されて。」

    『夕鈴、僕も嬉しい。』

    『蓮華の花のもう一つの花言葉《あなたは幸福です。》』

    『君が幸福で、僕は嬉しい。』

    夕鈴への愛しさが溢れて止まらない。

    ―――もっと、身体を寄せ合いたい。

    黎翔は、更に夕鈴の身体を引き寄せた。

    「きゃあっ!!!」

    彼女が、黎翔を押し倒す形で、二人床に倒れ込んだ。

    『…今夜は大胆だね…夕鈴。』

    ニヤリと黎翔さんが意地悪そうに笑った。
    黎翔さんの真上に、
    至近距離で可愛らしく真っ赤に全身を染め上げた恋人。

    「な……コレは黎翔さんが…」

    慌てた夕鈴が、黎翔さんの上から退こうと努力するものの…
    黎翔さんの腕が、夕鈴の行動を阻む。

    『僕が、なぁに?ゆーりん?』

    危険な光を帯びた瞳で、夕鈴を見つめる黎翔さん。
    ますます、真っ赤に染まる彼女が、愛しくて可愛い。

    からかいがいがある愛しい恋人。
    黎翔は、彼女を更に煽るように言葉を摘いだ。

    『僕を押し倒してるのは、君だけど?…』

    「な…黎翔さんの意地悪!!」

    肉食獣めいた危険な光を帯びた黎翔さんの瞳。
    赤い双眸が、彼女を射抜く。

    その瞳に魅入られて、夕鈴は動けない。
    黎翔さんの瞳に、映る色とりどりの花火。

    …………キレイ。

    大好きで意地悪な、愛しい恋人。
    …その愛しい人の眼差しの先に居るのは、私。
    その嬉しさ。誇らしさ。

    しばらく、そのまま魅入られていると、
    押し黙ってしまった私に黎翔さんが、囁いた。

    『アレ?気にいらない?
    …………じゃあ「キャア!」

    いつの間にか、反転し、黎翔さんに組み敷かれた夕鈴。

    黎翔の腕の中で、激しい呼吸で上下する女性らしい膨らみ。
    白いサマードレスの慎ましやかな胸元が乱れた。
    膨らみ始めたばかりの二つの双丘がほんの少し黎翔の目に映る。

    大きなはしばみ色の瞳に映る花火。
    艶やかな金茶の髪は、床に無造作に広がった。

    …………キレイだ。

    愛しい恋人をこの腕に抱ける喜び。
    黎翔は、嬉しくて仕方ない。

    …………ついつい、君に意地悪をしたくなる。
    いけないとは、わかっているのに。

    『ゆーりん。フフ…いい眺めだね…。』

    夕鈴は意地悪な恋人の言葉に、大きなはしばみ色の瞳が揺れ動く。
    瞳に映る花火も揺れていた。

    「…ひゃあンっ!」

    黎翔は、乱れたサマードレスの裾から、夕鈴の柔らかな太腿をひと撫でした。

    たやすく反応する自分が恥ずかしい。
    夕鈴は、意地悪な恋人を涙目で睨みつけた。

    恋人には、それさえも甘い誘惑になることを
    彼女は知らない。

    『君が…可愛いすぎるのが、いけない…。』

    『…夕鈴。』

    『今日、頑張った僕にご褒美をちょうだい。』

    『…………君の甘い声を聞かせて。』

    『KISSしていい?』

    「黎翔さんっ、待って!!『ダメ。待てない!』」

    ド・ドーーーーーーーーーーーン!!!

    バラバラバラバラ…………

    花火の音にかき消された二人の声。
    重なるシルエットは、床に影絵のような景色を映す。

    鳴り止まぬ連発する花火の音に重なる夕鈴の甘い嬌声。
    恋蓮華の歌が聞こえる。

    溢れる想いが、奏でる恋歌。
    繰り返し繰り返しリフレインし、夕鈴に請うRayの歌声。

     『…………君を愛してる。』


    途絶えることの無い愛の調べ。
    恋蓮華は、これからも続く。

    二人の歌声は、何度も蘇り
    空高く、鮮明に響きあう。

    この恋は、今宵の夜空に咲く
    花火よりも鮮やかで美しい。

    天高く、艶やかに咲く恋蓮華の花畑。

    いつまでも、咲き続ける幸せの恋の花



    【恋蓮華―こいれんげ―】

    ―――――――この幸せを永久(とわ)に。


    ー完ー


    2013年
    07月12日
    15:27


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    【歌詞】恋蓮華ーこいれんげー 《作詞 Ray》

    Rayがライブで歌っていた曲 続きを読む

    【歌詞】願い星☆流星デート 《作詞 Ray》

    Rayがライブで歌っていた曲です。 続きを読む

    【Rai歌詞】現代パラレル・恋蓮華『導く光』

    ◆現代パラレル『恋蓮華』のReiの歌詞として作った詩文・初稿は白友限定でした。

    9/26
    高月慧ネンさんのご自宅に、さくらぱんの『恋蓮華rei編』が掲載されました。
    rei編に変更する際、冒頭を大幅加筆・修正を加えております。
    こちらでは読めない『恋蓮華rei編』を高月慧ネンさんのご自宅でお楽しみください。

    ※『兎と狼のラビリンス』 へ飛びますご注意ください。


    【長編】3次SS『恋蓮華ーこいれんげー』rei編 


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