花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

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    【詩文】『月と狼王』 ☆美女と野獣






    冴えた星の輝く
    月明かりが明るい夜

    何処からか
    悲しみに満ちた
    野獣の遠吠えの声

    閉ざされた城に
    一人

    友もなく
    恋人もなく
    家族さえもいない

    深い孤独感は
    彼を苛む

    不安な夜は
    彼に更なる
    淋しさを与える

    心は、凍え
    紅い瞳は、冷たい光を纏う

    闇に覆われた居城と同じ
    心も闇に閉ざされる

    誰かに愛されたいと願う心は、すでに諦めて久しい。
    誰にも愛されない深い孤独

    両手の鉤爪では、
    抱きしめることさえ躊躇われる

    鋭く光るこの牙では
    愛を囁き、睦みあうことさえ難しい。

    孤高の月に、孤独をぶつけ我が身を呪う。

    闇夜に低く木霊する狼王の悲しみは、
    深い森・濃い夜霧の閉ざされた居城に虚しく響き渡った。
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