花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【書庫】黒龍「詩文」

    5.黒龍【詩文】 
    2014.01.03.【詩文】黒龍『初駒ーはつこまー』

    2013.03.10.【詩文】黒龍・激闘編『不穏なる月』

    2012.12.26.【詩文】黒龍 「斜陽 -しゃようー」

    2012.10.05.【詩文】黒龍『曼珠沙華』 ※甘くない黒龍でのお散歩

    2012.09.01.【詩文】黒龍『月見草』 

    2012.06.12.【詩文】黒龍 「流星雨」恋人の日限定コミュ

    2012.06.12.【詩文】黒龍「恋人」恋人の日限定コミュ



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    ☆【詩文】黒龍「恋人」恋人の日限定コミュ

    黒龍に乗り
    ふたり
    雄大な平原を
    駆け抜ける

    腕に
    いとしい恋人の
    熱を感じながら
    汗でにじむ
    背に
    君の手のひらを感じる

    自然が
    綺麗だと
    君は笑うが
    私にとって
    一番は君だ

    青い空のように
    澄み切った笑顔に
    僕は何度
    癒されたのだろうか

    ☆【詩文】黒龍 「流星雨」恋人の日限定コミュ

    朔の夜
    陛下に誘われ
    黒龍で
    王領地の丘へ
    降るような輝く星空が
    瞬く間に
    流星雨に変わる
    「・・・きれい。」
    「夕鈴に見せたくて・・・」
    優しくささやく彼に寄り添う。
    「ありがとうございます。黎翔様。」

    流星雨の夜空
    時が止まったかような感覚になる

    「夕鈴」
    「はい。黎翔様。」
    「一生愛しているよ。」
    囁きとともに
    やさしい口付けがふる
    もう視界は貴方しか見えない

    恋人たちの夜は永遠に続く

    【詩文】黒龍『月見草』

    大きな満月が
    地平線を滑るように
    私たちを追いかける

    優しい光は草原に
    咲く月見草を、照らし出し
    私たちの行く先をも 照らし出す。

    黒龍の背に
    愛する人と
    月明かりを頼りに歩む

    夜の闇は明るく
    満開の月見草が
    灯火のように
    いくつもいくつも
    夜風に吹かれて揺れていた。

    私は、後ろで抱きしめてくれる
    愛する人に ぽつりと呟く

    「黎翔様、どこまで行くのですか?」
    『君となら、どこまででも・・・・』

    大きな輝く月を背に
    愛しさを溶かしたような微笑が私を包む

    優しい月光が私達を包む
    どちらからともなく
    自然に重なる二人の唇

    大きな美しい満月を背に
    優しい口付けが降ってくる

    二人だけの月夜の草原
    君がいるだけで・・・
    貴方がいるだけで・・・
    二人には、それだけで幸せだった。

    月明かりに草原いっぱいに
    月見草の灯火が優しくゆれる

    地平線に輝く
    大きな大きな月だけが、それを見ていた。
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    【詩文】黒龍『曼珠沙華』 ※甘くない黒龍でのお散歩




    鮮やかに咲き揃う
    赤い絨毯のような曼珠沙華の花

    その見事さに言葉を失い、陛下に寄り添う。

    黒龍の艶のある黒い毛並みが
    曼珠沙華の赤をいっそう引き立てる

    まるで、赤い花の浅瀬の海を、
    黒龍で歩いているかのよう…

    手綱を握る陛下も、黒龍も、
    ゆったりと歩き寛ぐ

    赤い花道を分け進む

    澄み切った秋の空気の中で、
    濃厚で濃密な時がゆっくりと進む

    忙(せわ)しげに営む秋蝶だけが、
    時を感じさせるのだった。



    2012年
    10月05日
    13:46

    ☆【詩文】黒龍 「斜陽 -しゃようー」

    傾きかけた太陽が
    水面(みなも)を眩しく輝かせる
    けだるく暑い気温が
    わずかに残った体力を奪い去る

    水面(みなも)に駆け寄り
    浸す足下には
    冷たい湖水の水の確かさ

    ひんやりとした
    水は
    疲れた身体も
    疲弊した心も
    うるおす

    夕陽が
    湖水に沈む時

    うるおい満たされた
    身体と
    心は
    誰に寄り添うのか!?
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    ☆【詩文】黒龍・激闘編『不穏なる月』





    激流のような墨流れる雲の半月の夜に
    単騎で疾走する黎翔がいた。

    付き従うは、隠密騎馬隊だったが
    浩大 率いる部隊は、
    はるかに引き離して後方を疾走していた

    騎馬戦において強いと噂される
    隠密騎馬隊でさえも
    本気で疾走する黒龍にはかなわない

    流れる墨染めの景色が
    激流のようにめまぐるしく変化する。

    騎馬用レンズを通した景色は、
    恐ろしく暗かった。
    それでも、黒龍のたずなを握る
    黎翔には、迷いが無い。

    神業ともいえる騎馬術で
    黒龍と共に黒い疾風と化した黎翔は
    李順部隊と挟み撃ちにし
    敵を殲滅するべく崖上を疾走する。

    滲む輪郭の不穏なる月だけがそれを見ていた。



    2012年
    06月07日
    16:26

    【詩文】本誌設定「初駒ーはつこまー」

    昨夜降り積もったばかりの
    柔らかな新雪を蹴散らして、
    黒龍が雪原を駆け抜ける。

    まだ誰も踏み入れて居ない
    純白の雪原は、
    ただ 一直線に
    黒龍が踏み散らした
    道だけが続く。

    青いあおい空。
    澄み切った空気に
    きらきらと
    ダイヤモンドダストが耀く
    眩しく輝く、冷たくも美しい世界。

    どこまでも広い
    この世界に、
    ただ二人と一頭だけしか
    存在しないような錯覚に陥る。

    孤独と幸福
    ぬくもりが温かい。
    あなたへ愛が溢れ出す

    繰り返す感情。
    …愛おしい……愛しい。

    黒龍の背に揺られ、
    あなたの逞しい腕の中、
    どこまでも果てしなく続く
    あの地平線を目指す。

    目的地などない。
    目印など存在しない。
    道は、私たちが作る

    只・・・
    誰も踏み入れたことのない世界を
    二人で見たい

    そこにある未来を
    二人で、手に入れたい

    どんな困難でも
    きっと、私たちなら
    どこまでも行ける

    果てしない、道なき道を駆けぬける

    輝かしい明日へ向かって……