花の四阿

    Lala掲載の『狼陛下の花嫁』二次小説のブログです。某SNSで書き溜めた小説の他・イラスト・詩文・写真・徒然日記・一部鍵つきを掲載しています。

    【詩文】**私の花**

    香り無い
    ただ綺麗なだけの温室の花なんて興味がない。

    私が手折りたいのは
    たった一輪の瑞々しくも可憐な花。

    小さく目立たずとも
    私を惹きつけて止まぬ

    その芳醇な香り
    色鮮やかな生命力。

    ……生き生きとした命溢れる
    唯一無二の野辺の花

    ずっと君を見ていたいよ。

    夕鈴。
    君の笑顔を誰よりも傍で……




    2017.02.25.改定
    2014.04.07.初稿


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    【詩文】「二人の世界」

    息凍る
    真冬の夜

    貴方の求めに
    私は応える

    私のぬくもりを
    貴方に分け与えた。

    外は深々と降る
    雪景色

    漆黒の闇に
    白く輝く
    純白の雪が
    静かに舞い踊る。

    耳を澄ませても
    何も聞こえない。

    ただ…隣 で眠る
    穏やかな貴方の寝息。

    幸せな無音の世界に、
    愛する人の存在が際立つ。

    雪の降る
    こんな夜は、
    無音の世界に
    二人溶けそう。

    世界中で
    愛する貴方と私だけ
    そんな錯覚をしてしまう。

    帳(とばり)の中の小さな世界。

    幸せな静寂の夜に
    私は酔いしれる。

    「愛してる」と囁けば…
    「愛してる」と応えてくれる幸せ。

    その存在への
    溢れる愛おしさ。

    満たされた想いは、貴方故に……
    「愛してる」と
    キュッとこの腕で抱きしめた。

    静かな夜
    帳の中の恋人たち

    凍える夜も
    二人一緒なら幸せ。

    【詩文】臨時花嫁「穢れない雪」※黎翔SIDE

    君が見上げた
    青く澄み切った あの空から

    ふわり…… 
    舞い降りた 冬の花弁

    君が伸ばした
    両手で受け止める
    穢れない雪

    一瞬で溶け出した
    はかない雪を
    君は微笑み
    すべてを見守る

    その温かな両手の中へ
    私の心も受け止めてよ

    心の奥
    はかれない重さ

    傷つき萎縮した心に
    虚勢の仮面を被り
    本当の素顔を見失っていた。

    誰もが王であることを望み
    王であり続けることを説いた

    君だけが
    ただの人として
    真っ直ぐに真心をくれた。

    私に、人を愛する心を
    思い出させてくれた。

    いつも優しい温かな君。
    私を唯一癒してくれる
    優しい手を持つ君を

    いつか私は、手放さなければならない時
    はたして私は、手放すことが出来るだろうか?

    自問自答を繰り返す。
    結論は、とっくに出ている。
    君を手放すことなど、出来ない。

    光る空
    変わらない降り積もる
    穢れない雪

    太古の昔から変わらない
    永遠のような美しさ

    変わらない
    永遠のような美しさを
    君の心に求めるのは
    無理なことなのだろうか?

    風花が舞い散る
    君という花に
    彩を添える

    枝いっぱいに、咲いた
    楚々とした薄紅色のさざんかの花
    冬の木枯らしに耐え、美しい花を咲かせる

    冬の寒さに耐える
    この花によく似た

    君という王の花を
    手折らず、愛で続ける

    いつまで手折らず、愛で続けることができるだろうか?
    私は、いつまでも君を愛で続けていたい。

    手放す気が無いのなら
    いっそ本物の花嫁として
    私の側で、ずっと愛でようか?

    変わることを恐れ
    そのままの君をと、乞い願う。

    風花が舞い散る
     
    君の手の中に
    雪が舞い落ちる

    君の手ひらで
    解けたあの雪のように
    私の心も溶かしてくれ。

    その癒しの手の中に
    私の心をどうか……受け止めて。

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    【詩文】「光明」※一発書き

    真っ暗闇に
    差しこむ光の矢が
    私を射抜く

    眩しい光線
    瞼(まぶた)を閉じても
    分かる
    光と影

    焦がれる光が
    欲しくて
    僕は手を伸ばす

    我が身は
    泥沼のような闇の中が
    心地よいと感じているのに……


    穢れない光を
    欲する
    救いを求めて
    縋る

    心は
    すでに本能。

    僕の汚れた手で
    綺麗な君を
    触ってもいいのだろうか?

    神格化された君は
    触れると
    温かい生身の血潮が流れていて……

    決して僕には
    手に入らない女神などでは、なかった。

    君を抱きしめても、いいのだろうか?

    穢れない君を
    抱きしめて……
    口付けてもいいのだろうか?


    眩しい光が
    僕を射る!

    触れることを
    ためらう僕は
    現実に引き戻された

    変わらず
    そこに有り続ける光

    触れることの出来ない
    不可触の女神のような清らかな君

    恋も愛も
    未だに知らない
    君を見守り…
    側にいたい。

    君に僕の現実を見せたくはない。

    僕の汚れた醜い部分は見せたくはない。

    変わらない愛らしさで
    僕の側にいて……

    清らかで美しい
    心のままに

    君が変わらず
    僕の側にいてくれればいい……

    例え、その心が
    愛する人が
    僕でなくとも。

    【詩文】本誌設定『雪原に舞うひとひらの雪』

    ほの暗い どんよりとした冬の空
    私の心にまで押し寄せる不確かな不安

    美しき雪が降り積もる。

    ハラハラと舞い散る
    切ないほどの穢れない氷の花

    無音の景色に静かに舞うを見る……
    あっという間に世界を白く染め上げる季節花

    ひとひらの雪を
    この両手に受けて
    花の溶ける様をじっと見つめた。

    私の恋の熱を帯びてすぐに溶け出す
    ひとひらの雪


    陛下への切ない想いが溢れ出す

    ……愛しています

    ……愛しています

    切ないほどに―――愛しくて。

    伝えたくても伝えられない想いが

    消せない熱塊となって私を苦しめる


    牡丹雪が舞い散る

    私のこの熱を冷やして

    苦しみを溶かして……

    叶うはずのない悲恋と覚悟していても

    膨れ上がるこの想いを止められない。

    また幾度目かの冬が来る

    あなたと過ごす冬が来る

    【詩文】「陽色の黄金」※黎翔SIDE

    息こおる 冬の寒い朝

    夜が明けようとしている 曙の空が 
    淡い東雲の色に染まる

    草木は、朝霜に凍りつき
    冷たく白い耀きを放つ

    時を追うにつれ 
    東雲色した 明るい空が広がる

    いまだ昇らぬ太陽の
    朝ぼらけの世界

    目に眩しい 
    一筋の陽色の黄金(おうごん)

    霜に凍りつく 山並みを赤々と照らして
    夜が明ける 

    朝陽が昇る

    柔らかな
    ミルク色した朝もやが 
    山並みにたなびく

    一瞬で、世界が切り替わった
    眩しい太陽に 私は目を細める

    身体に感じる 陽の光
    このぬくもりは、君と同じ

    長く孤独で凍えた日々を
    君と出会ったことで
    私の世界は、変わった。

    凍りついた血潮を巡る
    暖かな陽の光

    君が私を温める
    このぬくもりと同じ
    陽色の黄金(おうごん)

    君のすべてが私の心に届く
    私を暖めることが出来る
    唯一の女性(ひと)

    My Dear 夕鈴
    愛しい女性(ひと)

    無くてはならない
    私の陽色の黄金(おうごん)


    2013年
    12月03日
    08:25
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    【歌萌え喫茶】「表裏一体」


    切っても切れない僕等の関係
    まるで、コインの裏表。
    指で弾いた
    くるくる回る銀色の軌跡。
    どうしてこうも僕と私は違う存在なのだろうか?

    1つの身体に2つの心。
    最初は1つであったはずなのに…

    君に魅せてあげるよ僕たちを

    鮮やかに切り替えて君を翻弄してあげる
    どちらも僕であり、私なんだよ

    「君が好きだよ。」

    その言葉に嘘偽りなど無いよ。

    「君が好きだよ!」

    好きすぎて苦しいんだ。
    裏表の僕たちを見つけるのはいつも君。
    愛しい君だけが本当の僕たちを見つけられる。

    表裏一体。
    指で弾くコインが宙に舞う
    君はいったいどちらの僕を選ぶのか?

    ―君を愛したい。

    だけど、知ったら君に嫌われてしまうかな?

    表裏一体。

    隠された僕等を早く見つけて!!!

    ―君を本気で愛したい。



    2013年
    11月07日
    15:59

    分室ストック放出

    【詩文】地上の月

    蒼を纏い月が駈ける

    藍色が深まる狭間の時を……

    空に消えそうなか細い弓張り月

    藍を増した空に
    冷たい輝きを放つ

    地上の私は
    空を見上げる

    暮れなずむ空に浮かんだ
    冷たい月を見上げ
    僕は両手を伸ばした

    あの美しくも冷たい月が欲しい。
    手にいれることができたのなら
    君を手に入れることができるだろうか?

    天上の月を見上げ
    地上の月を想う

    あと少しで届きそうな月は
    本当は、とても遠く届かない

    夢を夢のままにしてはいけないと心が騒ぐ

    「諦めろ!」
    風の声に逆らう

    足掻く僕は諦めない

    地上の月を手に入れるためなら



    分室ストック放出
    2013年
    11月06日
    21:43

    【詩文】『金茶の小鳥』 黎翔SIDE

    空を舞う鳥が自由に飛び立つように
    君は自由に羽ばたくがいい

    僕という檻から
    いつでも自由に
    飛び立つことができる君は
    どうして逃げないのか?

    小首を傾げた金茶の野鳥
    はしばみ色した瞳の可愛い小鳥。

    もう一度、僕は囁いてみる
    コレがきっと最後のチャンス。

    自由をあげることは二度とない。
    君への最後の忠告だ。

    「君は自由だ。好きにするといい。」

    眩しく輝く
    澄み切ったブルー

    果てしなく続く
    あの綺麗な大空にも似た
    君の自由・君の未来。

    僕の大事な自由な小鳥。

    あの大空へ飛び立てるというのに

    ……僕の傍らで小首を傾げる。

    見えない鎖が僕らを繋ぐ

    君はそれでいいの?
    本当の自由を望まないの?

    僕の可愛い金茶の小鳥。
    はしばみ色の瞳の可愛い小鳥。

    逃げないのなら
    僕のものにしてもいいのかな…?

    小首を傾げて僕を待つ可愛い小鳥。

    「愛おしい」という言葉の意味を知る。

    君と僕との未来は始まったばかり……

    不可思議な関係のはじまり。

    僕の初めての恋の物語

    【詩文】『君という空』


    あの空の向うに
    君が居て
    ここに僕がいる

    手を伸ばせば
    届きそうな距離なのに
    隔てられて届かない
    僕らの距離

    眩しいほど目に痛い
    澄んだ清い青空は
    すべての負を浄化する
    君の空

    柔らかな癒しの力で
    大地を潤し
    空を洗い清める

    全てを抱き
    全てを許し
    僕の心を慰める

    君という空にあって
    初めて僕は僕を知る

    負を内包し
    自身が傷だらけになりながら
    癒し浄化する君を
    一体誰が癒すのだろうか?

    君をぎゅっと抱きしめたい
    君を癒す
    君の空で僕はありたい

    隔てられた距離を乗り越え
    君に手を伸ばす

    掴んだこの手は
    二度と離さない。

    君を抱きしめ
    口付ける

    僕は君を守ると決めたのだから。
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    【詩文】『耀く翼』  夕鈴SIDE

    あの空の向うに
    貴方が居て
    ここに私がいる

    手を伸ばせば
    届きそうな距離なのに
    隔てられて届かない
    私たちの距離

    眩しいほど目に痛い
    澄んだ清い青空は
    すべての負を内包し
    それでも王であり続ける貴方のよう

    柔らかで傷つきやすい心を仮面で隠し
    絶対君主の権力で
    負をねじ伏せ
    粛清する

    誰もが王であることを望み
    望まれた王の姿を偽り続ける強い人


    王であり続けることは
    一体どれほどの痛みを伴ってきたのだろうか?

    私を守る
    大きな翼
    輝かしい白陽国の君主

    貴方の翼に触れて
    初めて私は貴方を知る

    傷だらけの耀く翼は
    一体どれほどの血を流してきたのだろうか?

    貴方をぎゅっと抱きしめたい
    貴方を癒す唯一でありたい。
    ……せめて貴方の味方でいたい。

    貴方を知って尚
    隔てられた距離に手を伸ばす

    掴んだこの手は二度と離せない。
    貴方を抱きしめ癒し続ける

    貴方を守ると決めたのだから。



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    【詩文】『君が好きな僕が好き』

    こんな気持ちになるなんて……
    君に出逢うまで
    知らなかったよ

    時にじれったくて
    どうしようもなく

    こそばゆくて 温かくなる
    君に恋する 僕の気持ち

    君の魅力に惹かれて
    僕は振りまわされている

    それなのに僕は
    怒るどころか
    喜びを感じてる

    僕が恋に落ちるだなんて
    誰も想像しなかった。

    僕がこんな感情を持つだなんて
    君に出遭えるまで知らなかった…

    君が好きな僕が好き

    知らなかった感情が
    また君を好きになる……

    好き過ぎて独り占めしたい

    目も耳も唇さえも塞いで……
    僕のことだけしか考えられなくしたくなる

    どうしようもなく君が好き

    カラッポだった僕の
    心と身体を満たしてくれる
    唯一の女性―ヒト―

    知らなかったよ

    誰かを好きになることが
    こんなにも素敵なことだったなんて……

    君が好きな僕が好き

    君が好き過ぎてカラ廻り
    君を離したくないよ

    君の傍に居たい
    僕のこの想い 君に届いて

    僕の心に君が住みつくように
    君の心に僕が住みつきますように

    君が好きな僕が好き

    君に恋する僕がスキ

    【詩文】本誌添い『初恋』


    ただ恋をしただけ……

    ただ、それだけなのに
    何故 こんなにも
    心が苦しく切ないのだろう。

    恋を自覚してからというもの
    私の胸は、切なくて
    狂おしい 張り裂けそうな気持ちを持て余してる。

    この国の国王とただの庶民の娘。
    身分違いの叶わぬ恋。

    貴方に恋をしちゃいけない。
    理性では、そう思っているのに

    どんどん好きになってしまう
    狂おしく切ない初恋。

    ……沈黙は、嫌いじゃない。
    むしろ好き。

    貴方の隣で貴方の存在を感じることができる
    幸せな時間。

    あと少し……
    指先一つ分の距離を縮めることが出来ない。
    勇気がでない私。

    貴方に触れることが出来たのなら
    きっと もっと私は幸せになれるのに

    詰められないこの距離に  
    貴方に聞こえるのではというくらい
    心臓がドキドキしてる。

    くらりと眩暈がするほどの至近距離。
    吸い込まれそうな紅の瞳に私が映る。

    こんな 仕事をしなければ
    知り合うことさえなかった貴方。

    どれだけ貴方と距離を詰められたら
    貴方の心に触れられるのだろう。
     
    狼陛下と呼ばれる貴方の本当の心に。

    どれだけ貴方を見つめたら
    ーーー貴方の心を手に入れられるの?

    初めて知った恋の味は……
    貴方次第で七色に変わる

    恋に不慣れな私は
    今日も沈黙を守り、貴方の隣に座る

    決して叶わぬ恋だと知っていても
    貴方へと募る想いが止まらない。

    初恋を止められず
    恋の甘さと痛みの両方を味わいながら
    初恋の味を嚙みしめて、独りよがりの幸せに浸る

    今日も私は貴方の隣で
    秘密の恋に胸を焦がす

    許されぬ初恋に、身を焦がすのです。

    【詩文】黎翔『宝玉と硝子玉』

    ◆黎翔・独白

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    【詩文】黎翔『咲き初めの花』

    ◆黎翔・独白

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    気持ち・リセット浄化中☆
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    【詩文】『雨音ーあまおとー』

    雨垂れの音が響く 四阿の午後

    たつたつ…と

    聞こえる 雨音を耳で捉え

    貴方の腕の中でそれを聞く

    規則正しい雨音と命を刻む貴方の心音

    いつの間にか、穏やかな気持ちになれる

    貴方の腕の中

    静寂に包まれた四阿に

    貴方の安心感と充足感が満ちる

    少しづつ色を変えていく

    季節の調べ  季節の色

    私たちは、幾つの風の音、雨の音を聞くだろう

    移ろいゆく季節の音を聞き、目で楽しみながら

    私は、貴方と愛を育むのです。


    2013年
    06月08日
    17:45


    2013年度恋人の日祭投稿作品

    【詩文】『朝靄に二人』



    地上に低くかかる朝靄は
    ゆったりと裳裾をひく

    夜が明けたばかりの
    幻想的な爽やかな風景

    微かに吹く風にそよぐ藤花。

    今を盛りに咲き誇る紫色の
    匂いたつような美しさ

    昨夜降った雨に洗われ輝いている

    房重なるその姿
    幽玄なる世界に二人

    朝靄に閉ざされた世界は

    この世界に二人しかいないような錯覚をおこさせる

    君さえいれば…それでいい。

    花の甘い香りに包まれた

    夢と現(うつつ)の世界で
    繋いだ君の指先に
    愛を込めて口付ける

    今日も明日も明後日も…

    この地上の楽園で
    『おはよう』の言葉と共に…



    2013年
    05月16日
    06:36

    【詩文】『可愛い薔薇』☆Rose Day 2

    黎翔&夕鈴+マジックローズ+ぴゅあKISS



    穢れ無き純白の

    雪より白いその薔薇は

    吐息がかかると 色が変わり

    触れるたび 色づき艶を増す

    その薄紅を濃くしてゆく

    私が染める 可愛い薔薇

    私の熱で、美しく色を変える その薔薇を

    胸に抱き寄せ

    この花をどう染めようかと思案する

    私の見ていない色を この目で見たくなる

    私の指先で触れた唇に 零れおちた花の甘い吐息。

    震える花弁に 口付ける

    私の口付けをうけ 鮮やかな深紅に染まる 

    私の知らない色に染まった

    愛しくてたまらない 私の可愛い薔薇

    もう一度口付けたら

    今度は、どんな色になるのだろうか?



    2013年
    05月14日
    11:46 続きを読む

    【詩文】『薔薇の園』☆Rose Day 1





    濃霧に煙ぶる薔薇の園
    原色の薔薇の世界は、ミルク色のフィルターに包まれる
    柔らかな色彩の世界。

    袖にまとわりつくような濃厚な薔薇の高薫
    鼻に香る薔薇の甘やかさ
    心和ませる  癒しの香り

    ただそこに居るだけで、微笑んでしまうようなそんな世界


    朝露を煌めかせ 
    旭を待ち望む 薄紅色の薔薇の蕾

    ーーーーその淡い色
    ーーーーその雫を纏うかがやき
    ーーーーその優しい香り
    ーーーーその初々しさ

    いま咲誇らんと凜と佇むその姿は、
    私の腕の中の君のよう。

    君は、今咲き初めの若い蕾
    私が、嵐から守り抜いてきた大事な花

    生涯、私を魅了し続けるであろう
    私の花    王の花       

    ーーーー夕鈴。
    私の唯一無二の愛しい女性(ひと)

    腕の中で恥ずかしげに俯く君に
    口付けを

    その薔薇色に染まる君に
    口付けを

    甘く蕩ける口付けを交わそう

    朝露に煙ぶる薔薇の園の花影で
    ーーーー薔薇のような君に生涯消えない口付けを私は贈ろう

    2013年
    05月14日
    08:12

    【詩文】『桜の光』






    眩しく光る
    桜の光

    濃く薫る薄紅の
    花の光線

    柔らかなの日差しに 春めく景色

    常緑樹の煙(けぶ)る緑に

    鮮やかに映える
    花の光

    透明感のある花の色
    その薄紅の色の重ね…

    濃いも薄いも眩しく
    映る
    艶やかな春の錦。

    薄紅の幸せの光

    君の袖降る衣にも
    桜の花びら

    眩しくも愛おしい
    私の愛する貴女(ひと)

    愛しくてたまらない私の光

    桜のような私の光



    2013年
    04月16日
    14:43

    【詩文】黎翔編 『導くものー誓いー』※邂逅後



    明け方前の黎明の時

    淡く輝く
    陽の昇ろうとする
    朱(あけ)の空

    何度でも、立ち上がる勇気をくれるのは
    僕を見つめる
    優しい瞳をした君だけ

    躊躇(ちゅうちょ)なく優しい両手で、穢(けが)れた僕の手を暖める
    温かな笑顔を持つ君一人だけ

    眩しい光の回廊
    まっすぐに僕へと続く美しい道

    僕をその道に導いてくれる
    肩を並べて、一緒に歩いてくれる
    柔らかな笑顔で共に歩む貴女(ひと)

    この道は光に満ちている

    柔らかな金茶の髪が風に靡(なび)く
    明け昇る空に金色の導きの光

    たなびく雲は、金色(こんじき)に染まり
    朝の澄んだ空を彩る

    君を抱きしめて
    朝日を浴びる

    新しい一日の始まりを告げる太陽が
    暖かな光が僕らの血潮を暖める

    凍りついた夜
    深い闇が、消えていく。

    囚われそうになった心の闇が、払われる
    染み渡るぬくもりは、抱きしめたこの腕から・・・

    闇を払う 僕の女神

    この腕の中のぬくもりは、無くしたくない。
    遠ざかる夜を感じて
    君を強く抱きしめた。


    愛することを知った僕は、相反する心に戸惑う。

    ーー君を知って、無から有を生み出す力を得、君が僕の全てになった。
    湧き上がる力、何者にも屈しない勇気が生まれ、光が溢れる。

    ーー今の僕には、君を失くすことが怖い。
    君を失くしてしまったら、きっと僕の光は失ったままだろう。
    また深い闇に囚われて僕が僕でなくなってしまうのだろう。
    君が居ない毎日なんて、考えることでさえ、恐ろしい。



    嗚呼・・・この気持ちをどうやったら君に伝えることが出来るのだろうか?

    僕は せめぎあう強さと弱さ、光と闇を抱えたまま
    君を抱きしめ口付ける。

    枯れない僕の心の泉
    清らかな愛が満ち溢れてくる

    光り輝く様々な愛の花が育ち、
    泉の畔で咲き乱れる

    まるで、芳(かんば)しい花園に居るのかのよう・・・・

    君の香りを、胸いっぱいに吸い込み。
    眩しい笑顔に、笑顔を贈る。

    君の手を、この先ずっと離さない。
    僕は君に誓おう。
    君の笑顔をこの先ずっと曇らせないとー







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    【詩文】黎翔編『漆黒の暗闇』※邂逅前



    ※毎度おなじみの悪夢に囚われる黎翔です。暗いです。



    失墜する意識は
    どこまでも底の無い
    暗闇を滑り落ちて

    儚く空を掴む
    漆黒の暗闇

    湿った水音と人々の嘆きが
    耳に木霊する
    鉛のような
    重い四肢に絡みつく
    過去の魍魎

    自らの闇へと取り込もうとする
    引きずり込まれる
    真の暗闇

    コールタール色のとろりとした闇が
    私の手足に絡みつく
    そのまま取り込まれそうになる
    過去に殺めた人々に・・・

    怨嗟の声
    闇から這い出る青白い手・・・・苦悶の顔

    死してなおも、私を苦しめる
    捕らえ続ける
    ーーーーーーーーーーーーーー私を縛める。

    呼吸さえもままならない漆黒の暗闇にこのまま囚われ
    私は、このまま一生を終わるのだろうか?

    もがき続ける手足は、自由を求める。
    私の瞳は、救いを探す。

    ーーーーー私は永遠に等しい時をずっと光を救いを求めていた。


    君に出会うまでは・・・・




    2013年
    02月18日
    10:49 続きを読む

    【詩文】『薄明光線』




    【詩文】『薄明光線』


    君を知る前の僕は
    いつまでも明けない夜の闇を
    あてどなく彷徨う 迷い子のようだった

    だけど僕は 君と出遭った
    君の存在を知ってしまった
    もう僕は迷わない

    君を想うと
    まるで闇に差し込む光のように
    僕は、導かれる

    永く闇に凍え
    強張った僕の心と身体

    君は迷い無い
    優しく清らかな心で包み込んでくれる

    白い腕(かいな)で抱きしめてくれる

    躊躇無く、いつも手を差し伸べてくれる

    その存在そのもので僕をいつも癒してくれる

    美しく輝く 僕を導く光は
    まるで優しくて暖かな太陽のようだ

    僕の心も身体も温めてくれる

    迷い子のような不安な夜も
    闇に追われ 喰われそうな時も
    ・・・・・君を想うだけで光が灯る
    ・・・・・君を想うと力が漲(みなぎ)る

    君の光が眩く輝き 闇に動けない僕の心を抱きしめる

    新たな未来へと歩みだす 最初の一歩が踏み出せる
    ーーーーー僕の闇を払ってくれる導く光 


    君を想うだけで、僕は優しくなれる
    …こんなにも、僕の心が甘くなれる

    君を想うと、僕は幸せになれる
    …溢れる愛しさで僕の心は満ちてくる

    切なく恋い焦がれる
       僕の導きの光

    しなやかな強さを持つ
      優しくて清らかな君

    ・・・・夕鈴
    僕は君に恋してる


    君に焦がれる 僕の心は
       君で満たされ 求めてやまない

    君を大切にしたい
       髪の一筋さえも、守りたい

    例え、
    千の敵が君の命を狙おうとも
       僕が君を守り抜く
          この腕の中で守ってみせる


    君は生涯 僕を導く清らの光なのだから…



    2013年
    02月11日
    08:27 続きを読む

    【詩文】『消したい口付け』※先月号の本誌ネタバレ!要注意!

    予測不可能の口付けに
    激しい動揺が収まらない

    ーーーー絶対不可侵の貴方との口付け

    気付いたら、陛下の腕の中で、
    私の唇と貴方の唇が重なっていた…



    一瞬だけど長い時。

    何が起こったのかなんて
    はじめは、分からなかったけれど…

    これは、夢なんかでない…紛れもない事実。


    私の不注意がもたらした
    消えない貴方との口付けに…
    日を追うにつれ囚われる。

    これから私はどうすればよいのだろう…
    一瞬だけの口付けの味

    貴方の唇の甘さを覚えてしまった私は
    どうしていいのか分からなくて・・・

    恥ずかしすぎて
    消え入りたい…

    消したい口付けの記憶に

    今夜も陛下の渡りの知らせを聞いて
    私は、高鳴る胸の気持ちをもてあましている。
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    【詩文】黎&夕『白の季節』

    ミルクブルーの空の色

    パステルカラーの雲の色

    白く輝く雪の色

    キラキラ眩しい太陽の色

    煌めく白の雪原を

    ・・・・私の雪兎が跳ね踊る

    新雪に、頬を染めて

    嬉しそうに、雪とたわむれる。

    風に吹き散らされた木々の雪

    粉雪が新たな白を雪に重ねる

    蹴散らされた雪が足跡を刻む

    柔らかな新雪に二人分の足跡

    この白の世界に二人しかいない錯覚

    雪とミルクブルーの柔らかな世界に

    二人だけの幸せな時

    温かな日差しは

    雪だけでなく

    二人をも暖める

    どちらともなく二人差し出された手

    しっかりと繋いだ手のひらが温かい

    嬉しそうな 愛しい兎の微笑みに

    眩しいその笑顔に 私も笑み返す

    温かな陽射しより熱い

    二人の恋に煽られて

    雪が融け出しそうだ・・・

    春を待ち望む 白の季節

    凍えた季節も、二人の前には季節はずれの春のよう・・・

    幸せの足跡を雪に刻み 熱い恋が雪を融かす

    【詩文】『雪の花』※狼陛下関係無し、情景詩文

    東の空に
    細身の月が 輝く

    まだ 夜が明けぬ
    朝の頃

    ようやく夜が
    あけようとしている黎明の時

    山並みの際だけが
    薄紅色に染まる

    夜を切り取ったような
    濃くハッキリとした
    稜線

    夜明けは 遠い


    徐々にあけてくる世界に
    色を無くした木々達があらわれる

    昨夜 降り積もったまま
    枝先に咲いた雪の花

    まるで、白梅の蕾のよう…

    氷ついた世界に
    華を添える

    朝日を浴びて
    消え失せる雪の花だからこそ

    こんなにも美しいのだろうか!?

    指先を吐息で温め
    先を急ぐ…

    雪の花の咲く小道には
    新雪に私の足跡だけが、まっすぐについていた。

    枝先が光る
    …嗚呼、今日という1日が始まった。
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    【詩文】『希望の空ーきぼうのそらー』

    夜が明ける
    まだ 夜が明けない空に
    朝を告げる空の帯

    東の山並みの稜線が
    切り取られたかのように
    曙のオレンジに
    くっきりと際立つ

    黎明の空
    山並みの向こうは、
    きっと大海原から
    太陽が顔を覗かせているのだろう・・・

    海原をこの空と同じオレンジに輝かせて
    新しい朝を告げているに違いない

    夜と朝の境目に
    ぽつんと
    明けの明星が光る

    始まりを告げる明けの星

    インクを滲ませたような
    オレンジ色した朝と
    浅い群青色した夜との間
    果てしない白の狭間の空に
    輝き冴え光るひとつ星

    時の狭間の美しさ
    刻々と変化する空の色

    日々の営みのなか
    同じような朝のはじまりでも

    昨日とは違う 
    時の流れに
    変化する時に
    心が震える

    『・・・・・・明けない空はない。』
    『・・・・必ず朝は、やってくる。』

    誰かの言葉が耳に木霊する
    この空を見て 本当にそう思う

    【希望が持てる】
    【ずっと夜が続くわけではない。】
    【今は、難しくて困難でも、この空のように明るい未来はやってくる。】

    この空に元気付けられた気がした。

    ・・・・・・・心が震える
    ・・・・・希望が膨らむ

    刻一刻一刻明けてゆく空に
    我が身を重ねて、歩みだす

    今日という 
    新しい一日のはじまりの一歩を・・・・

    【詩文】夕鈴編『わたし色』※あささん贈答品

    くるくると…
    変わりゆく
    万華鏡のような
    わたしの世界

    楽しかったり…
    悲しかったり…
    嬉しかったり…
    寂しかったり…

    同じように見える毎日は
    少しも似てなくて
    毎日違うことに、心が反応する
    身体が動きだす。

    …トクン。
    …トクン。
    …トクン。

    世界が、ほら…また色を変えた

    あなたに出逢って

    今までのわたし色にあなた色が混ざりあう

    世界が薔薇色に変わる

    新しいわたし色の世界が今、輝きだす。

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    【詩文】『氷雨―ひさめ―』



    冷たい雨が降る
    凍えるような
    冷たい雨が…

    傘を差して
    貴方のもとへ

    傘も差さずに
    冷たい雨に濡れる貴方

    狼陛下の
    凍りついたハートを
    熱く溶かすのはいったい誰なの?

    貴方の笑顔が
    向けられる幸せな人は
    いったい誰なの?

    先の未来を読み、ずぶずぶと心が沈む私

    氷雨に濡れる陛下のまなざしが、
    私に向いているなんて思いもしない

    運命は巡る
    貴方が火をつけた愛は、燃え上がる
    偽りの言葉は、紛れも無い愛の言葉へ
    偽りの口付けは、優しい真実の口付けだった

    貴方の行動も、言葉も、演技の偽りだと思っていた。

    鮮やかに景色が変わる  風が吹く
    愛に目覚めた私には、もう分かっている
    信じてるのよ。あなたのこと。

    貴方が、私にくれるものは、愛がぎゅっと詰まっている

    私も、あなたと同じ景色が見たい。
    傘を捨てて、氷雨に濡れる

    差し出された手を、私は取るの。

    氷雨の冷たさ。
    貴方のぬくもり。

    もう、何も知らない私では、いられない。
    だって、貴方と共に私は、歩むのを決めたから・・・

    さぁ。一緒に同じ景色を見ましょう。



    2012年
    12月07日
    09:04 続きを読む

    【詩文】黎翔編『政務の合間に・・・』※本編設定




    冬の訪れの便りが
    聞こえてきた
    晩秋のとある日

    寒さが緩む
    穏やかな日差し

    小鳥たちは、囀(さえず)り
    日差しを喜ぶ

    青空に輝く
    陽の光

    うららかな
    秋の日差し

    後宮の日溜まりの四苛にて

    暖かな光に
    輝く庭を愛で
    鳥達の声を聴く

    チ‥チ‥チチ‥チ…

    交わす囀りは、
    違う鳴き声も交じり

    短い日差しを尊ぶ
    鳥達の歓喜の声に
    耳を澄ます

    姿を探し
    その仕草に
    彼女は微笑む

    四苛から庭先へ
    指先から零れ落ちる
    焼き菓子の欠片を
    小鳥達は、啄ばんでいく

    穏やかでうららかな秋のひととき
    微笑む君の笑顔が眩しい

    政務の仕事の合間に
    そんな君の姿を探しては
    僕が癒されているなんてことを
    君だけが知らない。


    2012年
    12月03日
    10:54